いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

イヤー・オブ・ザ・スネーク-第四の帝国-

【概略】
チェチェンとの情勢が緊迫するロシア。ドイツ人ジャーナリストのポールは、亡き父の友人アクセレイの口利きで雑誌社に赴任するためモスクワへ渡った。ロシア政府が一刻も早く反テロ法を施行しようと反政府勢力を弾圧する中、ジャーナリストのイジェンスキー殺害現場に出くわす。彼を慕う謎の女性カティヤの依頼で、事件の記事を掲載するが、雑誌社にとって命取りの行為だと問題視されてしまう。その後、カティヤと深い仲になるが、地下鉄で爆破テロに巻き込まれ、意識を失い目を覚ますとそこは刑務所の病棟。テロ実行犯の濡れ衣を着せられてしまったポールに待っていたのは、あまりにも残酷で理不尽な状況だった…。
サスペンス


.0★★★☆☆
モーリッツ・ブライブトロイさん主演。ジャーナリストの役どころです。
ドイツ人ジャーナリストのポールは、モスクワの街中で父親の旧友で有名ジャーナリスト・イジェンスキーが射殺される現場を目撃。そして親しくなったカティヤと地下鉄に乗ろうとしていた時、爆破テロが発生。昏倒したポールが目覚めるとテロ事件の容疑者として獄中に入れられていた…というストーリー。
異国で身に覚えの無い事件に巻き込まれてしまう系の作品ですが、シリアスな展開ながらもテンポが良いのがいいですね。
地味ではありますが、劣悪な刑務所から出た後半で、ようやく今回の事件の真相に近づいていくのです。
ただ気になったのが、刑務所や役人などが、旧ソ連のステレオタイプな描写だった事かな。いわゆる「怖いソ連」のイメージですね。刑務所の中で父親と旧知のアスランと出会うポール。
父親が残した手がかりで謎を解くあたりは「ミケランジェロの暗号」に通じるところがあるかもです(そこまで面白くはないけど)。父が何をしていたのか、そして父の死の真相にも近づいていく。そして、父に代わってその記事を発表すると言う結末なのですが、結局、ロシアの爆破テロ事件は、ロシアがチェチェン人テロリストの仕業だとでっちあげて資源が豊富なチェチェンへ進攻する理由にしたというフィクション映画です。
それにしても、この作品のように国家の陰謀で犯罪者に仕立てられて殺害されている一般人が実はたくさん居るような気がして、怖いですね。国家がらみじゃ、映画でもあるまいし個人の力じゃどうにもならないところがあるよね…。

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