いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

大いなる陰謀

【概略】
大統領候補の呼び声高いアーヴィング上院議員は、大物女性ジャーナリストをオフィスに呼び、密談を行った。対テロ戦争における極秘作戦の情報をジャーナリストにリークする議員と、彼の行動の裏に巨大な陰謀をかぎつけるジャーナリスト。一方アフガニスタンの山中では「国を変えるために、戦場へ行く」と希望を手にアメリカを旅立った青年2人が、生き残りを賭けた壮絶な戦いを強いられていた。彼らの恩師である大学教授は、教え子たちの安否に思いをはせながら、教育者の立場から世界を変えるための闘いに乗り出していく…。
ドラマ


.0★★☆☆☆
当初はメリルストリープ演じる女記者(理知的でぴったり)がトムクルーズ演じる政治家(胡散くさいところがぴったり)の陰謀を暴いていくようなものと思っていたのですが、実際は完全なる論争劇でした。
野心のある政治家の引き起こした更なる事態、論争だらけのストーリー展開がなかなか重く、そのメッセージ性が少し鼻に付くところもあります。良くも悪くも「アメリカ」的な感じがします。ただ、見ごたえはありますね。考えさえられるところもあります。それぞれの思惑は別としても結局現状は変わらない。この戦争には何の意味があるのか?これを変えるために私たちは何をすべきなのかを投げかける映画です。
学生の政治学に対する突っ込みも、これがまた実に的を得ていますよね。…だからといって何もしなければ、自分もまた「無関心」これを容認していることになるのかも。戦場へいった元学生2人の学生時代の発表、これがまた素晴らしかったです。そしてだからこそ彼らの選択が観ている私にもショックでした。
政治家の机上の空論と実地の違い…これがまた物凄く違和感があるのですよね。とはいえ、ではどうするべきかと問われれば誰も答えられない。映画の中でもいわれていた「…ならば自分でやってみろ」これに尽きるのでしょう。
もしラストのこの学生のように、何気ない日常のTVのなか、ふと目がとまるようになったとすれば、それだけでこの作品は成功なのかもしれない。

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