いやいやえん

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大奥 ~永遠~ [右衛門佐・綱吉篇]

【概略】
時は元禄。初の女将軍・三代家光の実子・綱吉が将軍となり、徳川の治世は最盛期を迎えていた。大奥では後継者をめぐる正室と側室の激しい派閥争いが起きる。
ドラマ


.0★★☆☆☆
将軍は女、仕えるは美しき男たち三千人。スケールアップした壮大な【男女逆転 大奥】続篇プロジェクト、最終章。
「大奥 <男女逆転>」が正直微妙だったのにまた借りてしまった…。ちなみに二部作目のドラマは観ていません。菅野美穂さんがでてるから借りたみたいなもんだ。
これも、時代劇というよりはドラマでしたね~。結婚なされた堺雅人さんと菅野美穂さんの出会いのきっかけとなった作品。
五代将軍・徳川綱吉の時代。美しく聡明な綱吉の才覚で徳川の治世は最盛期を迎えているも、一人娘・松姫が急死したことで後継者を巡る争いは激しさを増し、綱吉自身も世継ぎ作りに専念させられ、政治から遠ざけられてしまう。しかし一向に懐妊の兆しは見られず、陰謀渦巻く大奥の中で次第に孤独と不安を募らせる綱吉だったが…。
基本的にはメロドラマ。そもそも、一目お会いした時からずっと好きだったというのが、それがあまりにもあっさりしていて伝わってこないんですよね。想う気持ちを抑える描写とか、もっとあっても良かったのではと思う。終始あのニヤニヤした顔で対されてては通じるものも伝わらない。しかも、愛する相手はすぐ近くにいて手が届かないのだから。
しかし、世継ぎを産む使命に翻弄される綱吉の姿は悲しい。女性ですから、好きでもない相手に抱かれる苦悩や責任の重圧というものがあるでしょう。しかしそれはみせない。「岡場所の男よりも薄汚い女なのだ」と嘆くシーンでそれが露になりますが。
男と寝るのは父のため。生類憐みの令も父のため。父親役の西田敏行さんが相変わらずいい演技と存在感でした。堺さんとあわせて「西遊記」!と思ったのは私だけじゃないはず(笑)
閨の相手をわざと翻弄し次々と変えてたけど、それだと誰が子供の父親かわからなくなるよな、と一瞬冷静に思った。失った子供への愛が責任というものに変わり、早く懐妊しなくてはならないという心の闇がそうさせてるのでしょうね。父親の執念に引きずられているようでとても痛々しかったです。それと右衛門佐の野心的な構想はいつの間にか物語からフェードアウトしていましたよね。早々に権力手に入れちゃったからな~^;
ラストで25年近く年をとって後継者を変えたことによりしがらみから解放され、愛する右衛門佐のところへ走る笑顔の綱吉が、まるで少女のような表情をしているのが、さすが菅野さん巧い。

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