いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

オールド・ボーイ

【概略】
突然、理由もわからず拉致・監禁されたオ・デス。15年後に解放された彼は、知り合った女性・ミドの力を借りて復讐を決意するが、そこにはある策略が隠されていた。
サスペンス


.0★★★★☆
何故監禁したか、よりも、何故解放したかの理由のほうが凄いわ。
15年間の監禁生活。それがどんな苦しみか想像もつきません。日本のコミックが原作らしいですが、日本で撮らなくて正解、韓国映画のパワーを借りての出来には圧巻。ちょっとコメディタッチで残虐描写も抑えられてみえます。横スクロールの見事な乱闘シーン。ここは長回しですから失敗は許されない素晴らしいシーンでしたね。
オ・デスを陥れた犯人は、高校の後輩ウジンだったのだけれど、単に監禁して苦しみを与えるというものだけではなかった。この復讐は、簡単にいってしまえば自分と同じ思いを相手に味わせたいというものですが、デスとミドとの間に5日の猶予以前に愛が芽生えていなければ、どうなっていたのだろうか。催眠術でちゃちゃっとやっちゃうの?
姉との間の愛を美化している彼に対し、デスはただ見たものを話しただけ。ただそれが禁忌な事だったから、話がこじれた。15年間かけたのは、ミドを成長させる時間が必要だったというだけ。恐ろしいですよねこの考え。執念深い狂気じみた執拗さ。愛しあう事が罪になる、ただそれを模倣させたいが為。
真実を知らされたオ・デスの驚愕と絶望感は相当なものだったでしょう。自ら舌を切り、あれほど復讐を望んだ相手に許しを請うほどに。
ラストのオ・デスが「モンスター」なのか、記憶を消したオ・デスなのか、誰にもわからないところがまた面白みがあったと思う。「おじさん愛してる」の後の表情からするとモンスターな気がするけれどね。

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