いやいやえん

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オールド・ボーイ(2013)

【概略】
理由も分からないまま20年間監禁されたジョーは、妻殺害の罪を着せられていた。自分を陥れた男を捜そうとするジョーの前に監禁犯・エイドリアンが現れるが…。
サスペンス


.0★★★☆☆
なぜ、20年監禁されたのか?なぜ、いま解放されたのか?
あーこれは酷いとはいわないけど、韓国版を越えられない大きな壁が。ただしあくまでオリジナルの韓国版「オールド・ボーイ」を観ていること前提で、ですが。
まず主人公に感情移入が全く出来ない。どうしようもないだらしのない男性なのは韓国版と同じですけど、このハリウッド版では、妻子を省みず女にもだらしがない酒飲みのおっさんでした。韓国版では警察の世話になっていましたが、本作では妻子に対し酷い言葉を投げつけているので、監禁されてから妻が殺されて娘が養女に出された事を知って涙する、その気持ちに添えないのです。
そして一番の違いは、やはり「なぜ」の部分ですが、韓国版の許されない愛という悲しみがない、本作ではただの愛を家族みんな(息子も娘も)分かち合う変態一家だったこと。儚い美しさみたいなものがなくて、ある種のわかりやすい「理解不能」なゲスい謎。
しかも監禁部屋で体を鍛えておいた的な描写がほとんど感じられないので、金槌片手の乱闘シーンにおけるジョー演じるジョシュ・ブローリン桁違いの強さに笑えてくるんですよね。はい、ハリウッド式ご都合主義きましたーと。
餃子の味でたどり着くのも、執念というよりは笑わしにきてるんですかね、と思っちゃった。なぜに吐くのか。
協力者であるマリーと愛しあうも、真実を知ってしまってからのラストも大きく改変されていました。舌切りシーンもなく、勿論催眠もなく、もとの監禁部屋に戻って、笑う。そうすれば娘は何も知らずに済むから。マリーへ手紙を残し「俺とは違う良い男と幸せになってくれ」そうやってラストを迎えてしまった。
これ韓国版を観ていない人は絶対損していると思う。

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