いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

おくりびと

【概略】
所属する東京のオーケストラが解散し職を失ったチェロ奏者の大悟は演奏家を続けることを諦め、妻の美香を連れて故郷の山形に戻ってくる。早速、求人広告で見つけたNKエージェントに面接に出かけ、その場で採用になるが、それは遺体を棺に納める納棺師という仕事だった。
ドラマ


.5★★★☆☆
納棺師やいまの納棺の儀式なんてものは最近出来たものなので、ここで伝統を語られるとちょっとおかしくなりますが、ただ日本の死生観がちゃんと描かれていたのは良かったと思う
アカデミー外国語賞をとったからなのか、この作品は公開時からだいぶたってから話題になった気がしますね。
納棺ってさ大変だよね。2年前3年前と続けて祖父母が他界し、間近でその納棺の儀模様をみたわけですが、シンと静まり返ったなか遺族が注目っていうか凝視しているわけで、ものすごい緊張だと思う。親しい方が亡くなったので、残されたものはピリピリしてますし、少しでもボキッとかガタッとか鳴ろうものなら…^;; で、これがまたきれいに着せ替えていくんですよね。寝たままなのにね、不思議です。
実際は相当にハードな職ですよね。この作品でも最初の仕事が腐乱状態だったわけですが、時間も関係ないし、状態(遺体の)も関係ない。遺族は混乱し悲しんでいるその只中に向かうわけだし。今はそうでもないと思いますが、やはり多少一般的な目として葬儀関係ってマイナスイメージがあるのかもしれない。ただ、この作品で幼馴染や妻が恥ずかしいといっていましたが、そんな穢らわしいと思われるような仕事では絶対ないです。大手なんかでは葬儀屋さんが湯かんまで全てやってくれますね。そういえばこういうのって地域ごとのローカルルールみたいなのもありますよね。
納棺の儀式って意外と葬式のときにみていない方が多いようですね。私はここ最近で続けて家族を亡くしてその度に「凝視」していた側でしたので、ある意味でここで初めて彼らの仕事にふれたわけではないので複雑な思いで見ていましたが、もっと前だったらきっと単純に感動していたかも。ラストの父親の石文エピソードが凄くよかった。全体に完成度の高い作品だと思います。暗くならず、心があたたかくなるのもよいですね。
正直やりすぎなところもありましたが、本木雅弘さんはいい仕事してましたね。ただこの映画の影響で納棺師に憧れる人がいそうなのがね~^;

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