いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

おろち

【概略】
“おろち”が家政婦として潜り込んだ門前家には二人の美しい姉妹がいた。門前家の女たちは誰よりも美しく生まれるが、29歳を過ぎる頃には突然美貌が崩れ始め、果ては化け物のように醜く朽ち果て、やがて死んでいくという。ある日、妹の理沙は醜く崩れ死んでゆく間際の母親から、もう1つの門前家の秘密を打ち明けられる…。
スリラー


.0★★★☆☆
私の大好きな漫画家、楳図かずおさん原作の「おろち」から「姉妹」「血」を混ぜて作られた一作。私は個人的におろちのエピソードでは、この「姉妹」「血」のほかに、「戦闘」「ステージ」なんかも大好きです。
楳図漫画の映画化作品は色々みてますがどれもかなり微妙でしたが、これは今までの中では一番力がはいった作り方をしていますね(今までのが酷いといえば酷い^;)謎の美少女おろちを谷村さん、門前家の美人姉妹を木村さん中越さんという面々。嶋田久作さんも!
「美」に対する女の物語を2つつなげたわけですが、一応はうまくまとめてはいるんだけど…ただ、やはりそれぞれ別エピソードであったほうが良かったと思う。
あの「こわい!!!」は劇画タッチにするわけもいかないので、感情をこめての「こわい!」でしたが、木村さんなかなか頑張っていたかも。
美しくも哀しい女の物語…門前家の女には29歳になるとその美貌が醜く崩れ化け物のように朽ち果てていくという運命があった。美しく育った一草と理沙もまた、姉の一草が29歳を迎えようとしていた…。
「姉妹」原作ではエミとルミの美人姉妹で、醜くなる年齢は18歳。エミが恋人の所にいる間ルミは母親の最後を看取るがそこで耳打ちで重大なことを明かされる。その後醜くなる恐怖に気狂いしたエミに、自分はもらい子であり姉だけが醜くなっていくことが可哀想だと献身的に仕える妹のルミ。エミは自分で顔を醜く焼いてしまうんだけど、実は龍神家の娘ではないのはエミではなくルミだった、という女の美に対する嫉妬と執着の恐ろしい物語で、どちらかというと「姉妹」エピソードに「血」設定を使ったという感じですね
この物語は「姉」木村さんの狂乱と、最後の「妹」中越さんの「ははははははははは」がキモだと思うんですが、後一歩狂乱ぶりが木村さんの声からは伝わってこず、中越さんの献身(?)もいまいち(ただ「はははは」は結構いい感じの部分が)、血を入れ替えるためという佳子を絡ませるのはちょっと強引でしたね。山本太郎の弘さんエピソードは一番余計だったかも。あと木村さんの顔の焼きかげんはもっと醜い感じがいいと思う…。
…とはいえ、なかなか面白かったです。谷村さんの泣きながら腰がおちる演技もよかったし。超トラウマ作品の「赤んぼう少女」の映画作品も楽しみにしてます(タマミ!!)  やっぱり、楳図漫画の映像化は難しいよね…

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