いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

陰陽師

【概略】
時は西暦794年、平安時代に突入したばかりの京の都。怨霊に取り憑かれた上官を救うべく、源博雅は陰陽師の阿倍晴明の元を訪れ、そこで運命的出会いを果たす。やがて、生まれたばかりの帝の子・敦平親王の身体に異変が起きるのだが…。
時代劇


.0★★★☆☆
この野村萬斎さんはかなりよいキャスディングでしたよね!そもそも狂言師なので、着物に慣れてる感、そしてその立ち居振る舞いや所作が非常に雰囲気があって優雅なんだよね。存在感も抜群の晴明でした。源博雅に伊藤英明さん、式神・密虫に今井絵理子さん、メインヒロインに小泉今日子さん、悪役に真田広之さん。原作は夢枕さんですね。
平安時代の史実も絡めた伝奇絵巻で、都に巣食う怪異や怨念、魑魅魍魎、人々のドス黒い欲望なんかの、伝えたい雰囲気・イメージはなかなか良かったように思います(ただCGが非常にしょぼいんですが)。

平安時代ってなんとなく暗いというか優雅なだけのイメージではないですからね。こんなSFファンタジーが実際にとは思いませんが、やはりどうしても穢れや鬼のイメージがあります。ただこの作品は当時の陰陽師ブームににのった娯楽映画作品なので、真面目に見ようと思えばツッコミどころも満載。
心根のまっすぐな公達である博雅の、人の良さとコミカルさは伊藤さんも好演していたと思います。
小泉今日子さん演じる青音は、早良親王の恋人でその塚を守るために人魚の肉を食べ不老不死となった巫女。その身に魔を封じて清明を助けるわけですが、死んだ博雅の「魂の素」にもなりますね。それにしてもこの霊の恋人達のあっけなさには…!いやー捨て台詞のような言葉の道尊がちょっとかわいそうになるわ(笑)恋人達の世界には誰も勝てないってことかな!

結局要約してしまうとこの話はどんだけ清明が博雅を気に入ってるかって話ですよね(笑)人や都や政治その他この世のあらゆることに対して興味のない彼が動くのは、博雅が博雅だからこそ。ただ2人の交流描写がちょっと薄いので唐突に感じちゃう部分もありますが。
昔あった深夜のドラマ版をみていたので、杉本さんの博雅、本上まなみさんの密虫のほうが個人的にはしっくりきます(清明は野村さんがやはり良いですね)。

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