いやいやえん

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グランド・ブダペスト・ホテル

【概略】
格式高いホテルに勤める伝説のコンシェルジュが、伯爵夫人の死と絵画をめぐる連続殺人事件の謎に秘密結社のネットワークを駆使して挑む。
コメディ


.0★★★☆☆
ウェス・アンダーソン監督だから案の定キッチュでお洒落で独特のカラーリングに箱庭感だった。綿密に計算された「間」が最高に楽しい。
絵本のような、ポップなデザインと色彩感覚の素晴らしさがやはりウェス監督の味。そして1カット1カットが真正面、もしくは横スクロールの計算されたカメラワーク。この作品も変わらない。
ほんとゴージャスなキャストであった。小気味いいテンポの中に、ユーモアが溢れ、毒気もあるが嫌味ではない。画面をみてるだけで満足感でいっぱい。
脱獄するところが個人的には好きだったな。お菓子の家の中のオモチャが遊んでいるようなチャカチャカ感。コンシェルジュの秘密結社の存在も良い。
ストーリーは別に大したことなんですが、なんと言っても映像が楽しいもん、山の上のピンクのホテル、可愛いケーブル、ピンクの箱のお菓子メンドル。しかしこの作品の世界観の裏には、1930年代のファシズムの台頭と侵攻など、戦争に対する憤りや哀しみがこめられてすらいたと思う。
ゼロとグスタヴの関係も中々面白い。
サスペンス仕立てではあるものの、そう身構えて観るような作品ではない。しかも、グランド・ブダペスト・ホテルの中で色々と事件が起こるものと思っていたので、そういう意味では銃撃戦くらいだったのは驚きました。
エンドロール右下でコサックダンスを踊るおじさんのアニメーションも可愛らしい。

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