いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

黒いスーツを着た男

【概略】
社長令嬢との結婚を10日後に控えたアルは、男性を轢くが逃走してしまう。その一部始終を目撃していたジュリエットは、昏睡状態となった男性の妻・ヴェラと出会い…。
サスペンス


.0★★★☆☆
ラファエル・ペルソナが出るってんでワクワクしてた作品。
もっさり社長令嬢との結婚が間近に迫ったアランことアルは、友人達と羽目をはずして飲みにでた帰り、男を轢いてしまう。そのまま逃走したのだが、一部始終を見ていたジュリエットがいた。彼女は事故にあった男が気がかりで、病院で彼の妻ヴェラと出会うのだが、アルもまた男の様子を見に病院へ来ていたのだった…。

海外版ELLEに掲載されたラファエル・ペルソナ(↑)無精ひげがあるほうがかっこいいですね~ぇ。ラブコメ主演の作品「恋のベビーカー大作戦」では無精ひげなもんで好感度大。彼「アンナ・カレーニナ」には出てましたけど、「ぜんぶ、フィデルのせい」にも出てたんですね!

スーツ姿には萌えるのですが、「アラン・ドロンの再来」というほどの美形ではないです。角度によって表情が異なるため、テライケメンのときと、そうでもないときと、差が結構あるような。
作品としては、シリアスドラマ。ただ、すぐ関係を持ってしまうあたりはフランスらしい。ジュリエットがなぜそんなに轢かれた男に興味を持つのかだとか不自然な点はあるものの、修理工からはじめた会社の逆玉の輿に乗るという状況下で、罪の意識に苛まれたアル。意外にも彼は人間的誠実さをもっていたのだ。

フランス移民問題や臓器移植の問題なんかも盛り込んで、ラストは償わされなかった罪を背負って生きていかねばならない彼の姿がとても悲しげにみえました。
臓器移植を無償提供というのは当たり前の事なのですが、なぜそれでお金をもらえないのかと叫ぶヴェラのシーンが印象に残ります。臓器売買は違法ですからとしか言い得がない医者たち。モルドヴァからの移民で不法就労者である彼らにとっては、死活問題であることでしょう。
昏睡状態の轢いた男を見て愕然とするアルを見たジュリエットは直感的に「この(ハンサム)男が犯人!」と思うわけですが、違ったらどうなってたんでしょうな~(笑)ジュリエットがヴェラにアルの事を話してればすんなり事は治まっただろうが、何故か彼女はアルに同情した上、隠蔽して仲介人になるという意味不明さ。またアルも短絡思考なんだよな。どうもこのジュリエットの存在がちぐはぐしていて、彼女さえいなければ、万事済んだことじゃないかと思わざるを得ない。独りよがりの余計なおせっかいというわけだ。
それにしても、飲酒運転はダメ、絶対。