いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

黒い血の記憶

【概略】
両親の遺品から自分が養子であることを知ったテューバ。彼女は生まれ故郷らしき村を訪れるが、そこは過去を掘り起こすことを阻止しようとする緊迫感に満ちていた。
サスペンス


.0★★★☆☆
北欧サスペンスです。
両親が交通事故死した為、遺品整理をしていたら自分が養子であることを知ってしまうシングルマザーのテューバ。
若い少女の写真を母だと感じ、娘のサーガを連れて手がかりを探していく。養子縁組に立ち会った神父を訪れるが何も分からないと言われ追い返される。
テューバが自分は誰か知るために本当の両親を探したいという気持ちはわかる。しかし神父の「両親の思い出を大切にしなさい」というのも、正当な事なのだ。
「愛を知って手段が罪となった」罪悪感にさいなまれるオロフ神父の言葉や行動は、全て真実への伏線だった。
テューバの母親イルバは父親に犯され身籠り出産(父親は実父)。その後、オロフ神父と知り合い愛し合うが、罪悪感によりテューバをオロフに託して自死。マリウスとテューバは姉弟になるので、二人の仲を実父エスキルは裂こうとした。
エスキルが頻繁に眺めるドアの向こうにあった過去がおぞましい。勿論合意ではなかったでしょう。しかしテューバがそのままあの村に居ついてしまう気持ちはよくわからない。マリウスとそのまま関係を保っているのをみると、彼女は自分の出生にそれほどこだわりがないようにもみえる。
黒い血とは、この作品の鍵となる近親相姦による血脈を表す言葉なのでしょうね。

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