いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

13ゴースト(1960)

【概略】
偏屈な叔父は巨大だが、老朽化した家をサイラスと貧しいその家族に贈った。しかし、彼らを迎え入れたのは薄気味悪い家政婦イレーヌと、12人の恐ろしいゴーストだった!首をはねられた男、嘆きの女性、枠に囲まれた骸骨…異様な形相のゴーストたちが恐怖におののく家族に容赦なく襲いかかってくる。ゴーストたちは不気味な空気が漂うこの家に監禁されており、それを解くために13番目の生贄を探していたのだった。果たしてやつらの餌食となるのは誰なのかー?
ホラー


.0★★★☆☆
劇場の座席に微電流を流したり、観客にショック死した場合に備えての死亡保険をかけたりと、数々のギミックを施した独自の上映スタイルをしていたキャッスル監督作品、1960年ですね。
ダークキャッスル製作のリメイク作品「13ゴースト」のほうは何度も見ています。あれも、面白かった。
こちらの仕掛けは劇場で観客に赤と青のフィルムを上下にレイアウトしたメガネが配られ、画面に「メガネを掛けろ!」の指示が出たら赤のフィルムで画面を見れば幽霊が見え、逆に青のフィルムで画面を見れば幽霊は見えないという仕組みがあったそうな。赤青フィルムって懐かしいw

家賃滞納しているサイラス一家はついに家財道具まで差し押さえられ…この漫画のような取立てに序盤から笑ってしまいました。息子バックの誕生日を祝う一家。蝋燭の火を消す前の願い事が…「家具を取られない家に住めますように…」キャー・゚・(ノд`)・゚・。 その時、玄関でベルが鳴り、弁護士から電報が届く(配達人激こわっ)。なんと叔父が亡くなり、サイラスに遺産を残したというのだ。
伯父は超常現象を研究していた変わり者の資産家で、彼の残したものというのが彼の邸宅と小箱に納められた奇妙な形状のメガネだった。しかし、弁護士のベンからは更に驚くべき話が…何と伯父が世界中で集めていた幽霊も屋敷に住み着いているとか。真面目な顔して凄い事をいう弁護士だ…。

引越しし、夕飯を終え、ウィジャボードで遊ぶ一家(おい@;)
うちに幽霊はいる?―YES
誰かを襲う?―YES
11体捕獲しており、自分が12体目になるという叔父の残した言葉。また叔父の残した手帳には13体目の存在を仄めかす記述で途切れていて…。家族の中に不安が広がり始め、サイラスは子供部屋を見回るが不気味な声が聞こえ、声の出所を辿って行くと2重扉になった部屋を見つけてしまう。不気味な雰囲気を感じ取ったサイラスが、ふと遺品のメガネを掛けてみると…

出た!!!赤のフィルムで見よう!!!!
サイラスは昔から伯父に仕えていた家政婦に伯父の死の真相を問いただすことに。伯父のゾルバ博士は孤独な人物で、友と呼べる人間はベンだけ、しかし晩年は資金のやりくりを巡り関係が悪化していたと言います。博士の死因は窒息死で、現場には誰もいなかった為に事故死として処理されたらしい(そんなバカな)。

ベッドと天蓋の仕掛け(マットと天蓋に挟まれて窒息する仕組みです)に気づいたサイラスは、叔父が誰かに殺されたのだと確信。実はベンこそがその真犯人であり、彼の残した遺産を横取りしようとしていた悪党だったんですね。勿論ベッドの仕掛けも彼が取り付けた(気づかれずにどうやって?)。
そして色々あって直接叔父に聞こう!と交霊術をすることになるが、そんなの必要ないとばかりに息子バックがお宝発見。す、すくない…。いや、ここはある意味現実的なのかもしれない。ベンはバックに家族には内緒にしておこうといい、翌朝みんなに配ろうと言うベンに騙されたバックはそのまま自分の部屋に戻り寝てしまいます。

一方降霊術を行っているサイラスの元に、とうとう伯父のゾルバ博士が降臨します。博士は、今夜この屋敷で13体目の幽霊となる人間が死ぬ事を伝え、去っていきます…。
夜、ベンはバックを例のベッドへ運ぶと、仕掛けを作動するのですがそこへ現われるのが博士の霊。おびえて後ずさりし、むしろ自ら進んで(笑)ベッドへ横になるベン。どうなるかは言わずもがな。
すべては博士の復讐劇だったのだー、総資産2ドルから20万ドルになり一家に幸せが戻ってくるラスト。
冒頭で12体の霊の姿が紹介されてます、この演出も面白いですね。珍しいライオンの霊なんかもいて。リメイクとは話が全く違うけれどもこれもなかなか面白い映画でした。