いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ザ・イースト

【概略】
環境テロリスト集団・イーストへの潜入に成功した元FBIのジェーンは、企業の実態を知るうちに彼らの信念に共感を抱き始め…。
サスペンス


.5★★★☆☆
ちょっと私のこの破壊された頭には難しいかなと思っていたのですが、「アナザー プラネット」のブリット・マーリングさんが主演だし、と観てみました。彼女、やはり才媛で主演に脚本・製作も務めているようです。
環境汚染や健康被害をもたらす大企業に制裁を下す環境テロリスト集団へ潜入した主人公が、次第にその実体を知り、理念に惹かれつつも、最後に下す決断が清々しいです。
どこの国でも、企業の偽装工作は行われているのだろうなーと感じさせてくれるリアルな描写。アレキサンダー・スカルスガルドさんが組織をまとめていて、仲間にはエレン・ペイジさんなども。
しかし、この組織の標的がほとんど私怨というところが稚拙に感じてしまうのも確かで、さらに善悪の基準がわからなくなる。それが目的かもしれませんけどね。
組織が独特な集まりであることは伝わりますが「潜入捜査」という意味でのスリルはあまりなかった。「ばれたら殺される」という台詞のような緊迫感はありません。
環境に対する社会問題に一石を投じる作品でありますが、実際のところは、企業側とエコテロリストの善悪の狭間で揺れ動く主人公の感情に沿って作られているんですよね。
どんなものにせよ、テロは許されるべきではないと、私は思いますが。組織の描写は、一昔前のコミューン集団の胡散臭さが前面に出てたなあと思います。洗脳はないように見えましたが独善的な「正義」を振りかざす過激な活動を繰り返すのは、それと同じような気もしました。
ラストのジェーンが入手していたリスト…それを使った彼女の戦い(エンドロール)は見事で、見ごたえある作品だったと思います。