いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

サイボーグでも大丈夫

【概略】
ここは新世界精神クリニック。他人のものは癖でも特徴でも盗むことができるイルスンは、ある日、蛍光灯を叱り自動販売機に声をかける不思議な女の子に出会う。彼女に「自分の同情心を盗んでほしい」と言われたイルスンは、わけが分からないのでしばらくヨングンを観察することに。するとどうやら彼女は、自分をサイボーグだと信じているらしい、ということが判明。機械が壊れるといってご飯を食べない彼女を、何とか助けようとするイルスンだったが…。
ロマンス


.5★★★☆☆
Rain(ピ)の映画初出演作品らしいですね。精神病院を舞台に、ちょっと変わったラブストーリー?でした。
まず舞台も特異ながら、主役2人の設定も変わってる。癖や特徴まで何でも盗める男と、自分がサイボーグだと信じている口調が古い女。この男女を主役に、不可思議な物語が展開していきます。ヒロインは眉毛が薄い素顔風メイクなのが怖い印象を与えてるのかも。
警察官と思っている男性とか、妄想を作り出す女性とか、その辺はありえそうでもあります。椅子にもたれて眠っている描写なんかはかなりリアル(一時期通った精神病院で実際に見ました)。ただ、わざとおかしな描写を作ってる感もあって、そこはどうかな~と思う。
人々の空想・妄想の世界が中心で、本来のラブストーリーとは実際のところ違うと思う。ぶっちゃけ食事をしない彼女に食事をさせようというストーリーなんですが、二人は二人なりの関係で近づいていく。指先からマシンガンな描写だとか、ファンタジーというかSFというのか。現実逃避する人々の世界は正直とまどいも覚えますが、統合失調症や分裂症や鬱病などの精神障害を持つ彼らに自分が近いので、なんだかなんとも言えない気持ちになった。ただシュールな世界感であることは確か。長いキスシーンも、首が180度回転してるしね。でも、ご飯を食べさせようと、背中にドアをつけるシーンはなんだか良かった。ヒロインの女優さんは摂食障害を本物に見せるためにかなり痩せたらしい。
サイボーグでも大丈夫と言う題名は、そのままの自分でも大丈夫という意味かもしれない。存在意義を問いかけるおばあちゃんの台詞からすれば、生きていても大丈夫、それが言いたかったのかもしれない。
「ウッチャンて誰だー!」にちょっと笑った。