いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

サイレントヒル:リベレーション

【概略】
サイレントヒルという謎の街でおぞましい“何か”に追われる悪夢に毎晩うなされている少女・ヘザー。ある日、彼女の父が不可解な失踪を遂げるのだが…。
ホラー


.0★★★☆☆
ゲームの映画化では最高峰と絶賛し大好きな「サイレントヒル」の正当続編なるも、評判が悪いので気になっていた本作…。
映像においては、前作より低予算なわりによく出来てるのだけど、ストーリー構成と演出に難ありなんですね。ものすごいあっさり感。

主人公のヘザーは、幼い頃母と「サイレントヒル」に迷い込んだ少女シャロン。アレッサの善なる部分であり分身でもある彼女は、父と一緒に暮らしている。教団の追っ手を逃れるように転々と住む土地を変えながら…。この辺の設定は前作を言及するという形で説明されているので親切ではある。

薄暗く灰色かかった独特のあの世界もあまり感じられなかったけど、今作はゲームの「サイレントヒル3」を原作としているようですね(※ゲームは途中までしかプレイしていません)。
アトラクション的な部分で楽しませようとする手法に変わってしまって、前作の持っていた静かな恐怖は消えてしまいました。

前作ではとくにクライマックスの大虐殺シーンと、なんと言ってもジョデル・フェルランドちゃんが素晴らしかったのですが、そのためキャストが変わったのは残念という部分もありましたが、この作品に関してはジョデルちゃんでなくて良かったと思います。簡単に次の目的地やアイテムをゲットできちゃうゲーム的な構成が、映画としても完成度の高かった前作と違っています。

ナースさんは言わずもがな、三角頭の活躍シーンに笑ったり。アレッサと同化したために守護者のようになったと考えていいのだろうか。個人的にはショーン・ビーンパパが変な像に縛り付けられている姿は色々と良かった、うん(笑)。しかしなんとも尻がむず痒くなる仕上がりなんですよねぇ。やっぱり前作を手がけた監督が良いよ。サイレントヒル愛満載だったもんなー。

恐怖と憎悪の塊であるはずのアレッサの存在が安直というのか雑化されているのも気になるところで。あんなんで統合しちゃっていいの?ゲームをベースにした作風で、前作と統合性を無理につけようとして失敗した…そんな感じがします。映画としてのサイレントヒルの本質を見失ってるんですよねえ。ホラー部分もグロ描写をみせとけばいいや、クリーチャーもとりあえず出しとけばいいや、みたいな風に感じてしまいました。色々と残念な作品。前作は傑作です。