いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ザ・ウォード 監禁病棟

【概略】
火災現場に居たところを放火容疑で逮捕されたクリステンは精神病院に送られる。監禁病棟で身の危険を察知したクリステンは、一緒に収容されている少女たちと脱走を試みるのだが…。
スリラー


.0★★★★☆
ホラー的な要素もあったりするけれど、これはオチが「アイデンティティ」でしたので、サイコ・スリラーでしょう。「今回はクリステン」と言ってた看護婦さんがいましたね。
ジョン・カーペンター監督の10年ぶり新作という事で俄然期待しちゃいましたが、音楽や演出、雰囲気はいいのですがあんまり衝撃的なオチではなかったなー。主演はアンバー・ハードさん。
クリステンの前はタミーという子がいたそうだけれど、クリステンが監禁病棟に入所してから、そこにいた少女たちが次々と姿を消して行きます。彼女たちは退院したとされるも、一抹の不安を隠せないクリステン。アリス・ハドソンという少女の存在や1966年という時代設定に精神病院での「治療」の数々…。ヒロインの恐怖体験をミステリー・サスペンスとしているところは新しさはないものの古典的で好きです♪
結局、人格統合の話ではあるんですが、そこまでのもって行き方がストーリー上の流れから「殺す」事になっているのが少々残念。エミリー、サラ、アイリス、ゾーイ、クリステン。それぞれのキャラクターも魅力的でした。個人的には化物と化したアリスの幻影が怪力だったのには萎えちゃった。あれは強い人格であるクリステンをも踏み倒すほどの精神的な自己修復だという事なんだろうか。
ただラストの鏡の中のクリステンには少々失笑しちゃったんですけど。鏡裏から飛び出すんじゃなくて鏡に映るのがクリステンだった、のほうが終わり方としては良かったように思います。
全体として安心してみていられるホラーだと思いますが、目新しさや衝撃度はなかったです。