いやいやえん@引っ越しました!

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THE KING ~アユタヤの勝利と栄光~

【概略】
1581年、ホンサワディーの国王崩御により各属領は謀反を開始。ナレスワン王子率いるピッサヌローク軍も謀反の制圧に協力するのだが…。
史劇


.0★★★★☆
第一部でホンサワディーのブレーンノーン王の好意から、アユタヤへと無事に帰還できたナレスワン王子。この第二部ではブレーンノーン王の死後、逞しく成長した彼が大衆の心を掴みながら敵を打ち破り、力をつけていく様子が描かれてます。
盛り上がるドラマ性、バトル、恋模様と歴史アクションとしての王道ですよね。これも170分近くあります。
色んな部族の暗殺者の暗躍や、新キャラクターもたくさん増えています。印象強いのは、やはりプララーチャマヌー(子供の頃の名前はブンティン、ナレスワンの幼少時からの友達兼従者)と恋に落ちる姫ルーキン。

成長したナレスワンは文句なく格好良かった!凛々しい少年が逞しい青年へと変貌していましたね、役者さんは元軍人さん。第一部だけじゃわからないけどどうやらホンサワディーでは卓越した武術も取得していたらしい.
そういえば義勇兵として山田長政がでています…山田長政というのは日本人町をつくった歴史上の人物。ナレスワン在位のときはまだタイにはいないはず…なんだけどね。台詞なんかもあったね。
ブレーンノーン王の最期まで国を思う気持ちとナレスワンへの信頼が切なかったですね。彼が死に際にいった「ホンサワディーを攻めよ」は実に的を得ていた動きだったんだよね。王子の目的はアユタヤの独立、ブレーンノーン王はだがそれに忠告も遺してくれる。
再会したマニーチャンは美しく成長、和尚も健在で嬉しいですね!マニーチャンとはいきなりラブい展開でびっくりだけど「お前を連れて帰りたいのだ」っていつの間にそんなことへ…。ほほえましい彼らはどこに(笑)

冷静な判断と的確な戦略、慈悲とで戦功をあげるナレスワンと他のホンサワディー側との対比は非常に分かりやすい王道の展開でした、結果、ナレスワン王子に脅威を感じたサムキアット皇太子らが失脚や暗殺を企み、それを依頼された、同じ寺で育った幼馴染でもあるキアンたちが、少年時代のエピソードを思い出してナレスワンに進言。(この幼年エピソードもがまた、王子のその頃からのきりっとした誠実なまなざしがかわっていないことを認識させ、かつ、ナレスワンのキャラクター性が揺らいでいないことを証明するものでした。)
ここにきてようやく(かな?)ホンサワディーからの(正式な)裏切りに、ホンサワディー国と決別する宣言をするんです。これは、国中みなが待ち望んでいた瞬間。いくらまた戦が始まるとはいえ、そりゃ祖国の人々のテンションはあがるよなー!

若干間延びというか余裕?も感じられるような物足りない描写もあるとはいえ、やはり良く出来てる作品だと思います。サトーン川での戦いが一応メインのようですね、火薬や物量兵器が物凄かったです。ここでいまいち何をしているのかつかみにくかったんだけど、あれは三国志でいうところの長坂に似たものってことでよいのかな?

気づいたら民族いろいろの大軍になってましたが、ナレスワン軍での中心武将もわかりやすかったです(片目、ヒゲ、ブンティン)。ただ、王子はほんと格好良すぎるくらい格好いいんですが、なんとなく観ている側が感情移入しやすいはやはりプララーチャマヌー(ブンティン)のほうかも。王子より動きやすいぶん活躍場所が多いですし(格好良いよブンティン!)なんせ信頼されてるぶん常に最前線。下層出身者ということで人間味もありますよね。

ラストに、少年期で手にとろうとした宝の武器がでてきますが…なんていう長い銃、と思った先にこの一発がまたすごいことになりましたね。この一発で戦終了!初戦は勝利、さあ、(本格的な)戦いがはじまるぞ!ってところで終わります。
うーん、面白いわぁぁぁぁ!3部作なんですが、撮影が遅れてていてまだ3作目は公開されていません。一体どうなるんだろう!?