いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

【概略】
連続殺人事件を追う刑事・吉岡は、捜査を進めるうち奇妙な感情の虜になる。「もしや、自分が犯人ではないのか?」。曖昧な記憶、被害者の周辺に残る自分の残滓(ざんし)、揺らいでゆく自身のアイデンティティ…。刑事としての自分を取り巻く環境の微妙な変化と、自己を信じられなくなる不安の中で、吉岡に突きつけられる現実とは……!?
ホラー


.0★★★★☆
役所広司さん主演。連続殺人事件現場に残る自分の影に悩まされる刑事を演じています。葉月里緒奈さん演じる赤い服の女は不気味。大体赤というのがいかんのよね、嫌でも目に焼き付けられる。
幽霊の表現が個性的です。葉月さんも小西真奈美さん演じる春江も幽霊だったわけだけれども、1人で階段を降りて(その間誰も出てこない)ドアからでていく。まるで普通の人間のようにそこに存在している。
冒頭で地面の海水により溺死させられる女性、そして犯人。息子を溺死させた父親。犯人が異なっている事は観ている側にはわかるのですが、その繋がりまではなかなかわからない。
「私は死んだ。だからみんなも死んでください」それにしても殺人を犯させるまでの強烈な怨念って…。赤い服の幽霊は誰からも忘れられて死んだ…深い絶望感を持っていた。収容所では洗面器に海水をいれて、窒息するまで頭をおさえつけるという折檻。15年前に目があった船の乗客に助けを求めて念を送っていた。でもなぜ今頃?
ラストカットは春江の例の「叫び」。…とすると、つまり赤い服の幽霊と春江は…ここから導き出される答えは…怖ッ。埋め立てで隠された真実がにじみ出てくるような、そんな作品でした。