いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

殺人の告白

【概略】
15年前に起こった連続殺人事件の犯人だと名乗り出た男・ドゥソクは、時効により無罪となった上、事件についての本を出版する。遺族たちは自らドゥソクを裁こうとするが…。
サスペンス


.0★★★★☆
公訴時効後、無罪となった犯人が名乗り出たらどうなるか?というテーマを元に作られた脚本ですが、その犯人が自伝を書いたらベストセラー。10人の女性を殺した連続殺人犯だが、マスメディアにも登場し、美形だった事から一躍時の人となる、といったストーリー。しかし、犯人を追い詰めながら取り逃がし顔に傷を負った刑事チェは、諦めきれず…。

韓国映画の猟奇殺人ものは本当に良く出来ていて、驚かされる。本作では直接的な場面はないにせよ、エンタメとして面白い出来に。
コミカルな遺族側の誘拐事件のカーチェイスもなかなか見ごたえありましたよね。担架と車上を使ったアクションが面白かったですね。
実は真実は後半の3者討論の時にやってきて、今までの展開は何だったのかというどんでん返しに驚愕させられます。
犯人Jが気持ち悪くとても憎々しい感じが良く出ていたと思う。最後の11人目の被害者は、チェ班長のかつての恋人で遺族の代表の女性の娘だった。そして本当の「告白本」を書いたのはチェ班長。犯人を名乗り出たドゥソクは、事故で整形手術した遺族の青年だった。すべてはチェ班長の掌の上だったのだ。まんまとおびきよせられた真犯人。
またこの真犯人が11人目の犠牲者の女性と2年間過ごしていて、孕ませたという事実が胸に痛い。彼女が最後までチェ班長の事を想っていたというのがなんとも切ない…。
ラストの展開はちょっとどうかなと思ったけれど(写真を撮るように囲む笑顔の遺族たち)結局のところ「遺族」の勝ちであり、その点に関しては胸がすっとした。