いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

サディスト

【概略】
教員仲間の男女3人は野球観戦をする為に町外れまでやって来るが、車が故障してしまう。修理の為に立寄った自動車工場で3人の前に現れたのは銃を持った若者とその恋人だった。実はこの2人、サディスティクな連続殺人犯だった…。
スリラー


.0★★★☆☆
1962年の作品。野球観戦に向かう途中、車が故障し、砂漠の中の修理工場に立ち寄った3人の教師、エド、カール、ドリス。
しかし、いくら声を掛けても、人が出てこない。家の中を見てみると、つい今しがたまで人が生活していたように感じられた。庭の廃車置き場で困っていると、そこへピストルをこちらに向けた凶悪そうな男と、彼の恋人ジュディが現れる。
登場人物は、3人と2人、あとは警官2人だけながらも、緊張感が凄い。舞台は砂漠の中の廃車置き場が殆ど。人を殺す事に、何の躊躇もないカップル。人が撃ち殺される所を笑いながら見ているのです。単純明快なお話ながら、逆にそのシンプルさが、リアリティを生んでいるのかもしれない。

しかしこのカップル、人前でいちゃつくのはいいですが阿呆にしかみえない。男は一本眉だし。←関係ないwww この凶悪そうな男の顔と声は印象的で、間が抜けているようにも見えます。
この2人と対照的なのが教師たちで、結構冷静にカップルたちに意見したりもしています。教師という職だからでしょうか、ほんと立派。またそれが男の癇に障るのですよね。
このカップルは殺人をしながらここに辿り着き、車が欲しい男はエドに修理させカールを撃ち殺す。エドとドリスは逃げ出そうとするも、男は隙を見せない。
そして警官が2人やって来たとき、男はエドを車のトランクに入れ、ドリスをジュディに見張らせて対応するのだが…。
相手の心に訴えるような説得も意味を成さない、そんな情をもった相手ではなかったのだ。むしろ…3人が教師だと知った男は加虐心が増えたようだったし。
昔の作品なので、かなり間延びしているところはあるものの、予測不能の行動をするバカップルのおかげか緊張感を失わない。「アヒャハハハハー」と笑う男のなんと気持ち悪いことよ。
エドが隙を見てガソリンをぶっかけたせいで目に入り、男は誤って愛するジュディを撃ち殺してしまいます。
ラストに一人残ったドリスは逃げ回るも、追いつかれた!と思った瞬間、男が消えてしまう。なんと穴に落ちている。有り得ない展開に思わず笑ってしまったよ。でもこの穴には毒蛇がいて(序盤に伏線の蛇の皮があった)、男は絶命してしまうのだ。
観戦するはずだった野球試合のラジオのアナウンスは、ホームラン。これがまたいい余韻を残すんですよ。