いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

百日紅~Miss HOKUSAI~

【概略】
葛飾北斎の娘で、恋に不器用な浮世絵師のお栄と、両国橋や吉原、火事、妖怪騒ぎなど、喜怒哀楽が満ち溢れる江戸の街で暮らす人々の姿を、四季の風景と共に描き出す。
アニメーション


.0★★★☆☆
中学生時代、美術部だった私は、浮世絵…いや北斎の世界にはまってしまい「富嶽三十六景」を模写しまくった思い出が。
実話をベースに、江戸の偉大な浮世絵師・葛飾北斎の娘で自身も絵師であった「お栄」の日々の生活を描いた作品。
こういった江戸目線アニメってなかなかないので、新鮮さがありました。
江戸は、現代と比べて全体的に建物が低く、空が映える町並みであるということ、また、江戸の橋は木造で中央に向かって丸く高くなっている構造だから、橋の上から眺める町の姿がとても良いという部分が、この原作は知らないが他の時代小説なんかでも出てきた要素で、少し嬉しくなった。手を抜いていない。
生まれつき目の見えない妹・お猶(なお)と出かける橋。舟に乗って「神奈川沖浪裏」風になるのもいいね。
この妹と北斎の父子の情も、ドラマチックに盛り上げたりもできたとも思うけれど、それをせず淡々としていたのが逆に良かった。風と共に枯れ切った牡丹が一つ、届くだけだ。
でもBGMは現代風だったのがいまひとつだったかな。もう少し江戸情緒豊かな感じが良かったなー。
巨大な黄金の大仏が歩いてくる所、昔の巨大大仏が歩く映画ってのを思い出した(笑)