いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

猿の惑星:新世紀(ライジング)

【概略】
猿のシーザーが仲間を率い、人類への反乱を起こして10年。猿たちと人類が森で遭遇し、一触即発の危機が発生する。
SF


.0★★★☆☆
前作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の続編。
なんか、既に薬害で人類が死滅しそうな勢いと言う設定の本作…うーん、そこに行くまでの過程(この10年)が見たかったのに。前作のラストで「人間に対し反乱を起こして」という感じではなかったような気がするんだよね。あくまでアルツハイマーの新薬開発で飛躍的に知能が発達した猿たちが団結して人間社会から巣立っていった…と言う感じだった気が。
悲観する間もないほどテンポよく進んでいくストーリー、人間=猿ドラマの中に社会同士の対立や組織のあり方など、猿たちを鏡として、自分たち人間を省みるような作品になっていた。
前作の方が好きだったし面白いと思えるんだけど、本作での沈むように悲しみに浸りこんでいくのが、なんとも言えず。
中盤からはシーザーよりもコバのほうが予想外に活躍、最先端技術を駆使した映像は前作同様見事で、たくさんの猿がいるシーンでも違和感は少ない。演技派のコバから目が離せなかった(笑)二丁拳銃で疾走するコバも。
猿側の方が人間らしくて主人公という感じですね。それでも猿と人間、それぞれの葛藤が繰り広げられ、物語に深みを与えていると思う。
ラストはシーザーの信条を楯に命乞いするコバを、「お前はもうエイプではない」と言い放つシーザーの心情が胸に迫りました。コバを落下させるシーザーも、また「人」の部分が濃いのであろうと。
胸を打つシーザーのラストカットは、身につまされるような思いだった。