いやいやえん@引っ越しました!

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サルバドールの朝

【概略】
フランコ政権末期のスペイン。反体制活動のために銀行強盗を繰り返していたサルバドールは、偶然の発砲から警官殺しの罪で逮捕されてしまう。
ドラマ


.0★★★★☆
スペインの内戦…てか勿論ダニエル・ブリュールさん目当て。
サルバドール達の政治活動が、どのくらい一般市民に広まっていて、国の内情的に重要だったのか、当時の独裁政権時代のスペインを詳しく知らないので、共感しにくい場面が多々あった。
なぜ反体制運動をしているのか(強盗など)が全く伝わって来ず、どちらかというと「時代がそうだったから」「勢いで」といった、若さから来る一方的な使命感や考えのない行動などに見えてしまう点や、確かに裁判は不当でしたが、だからといって無実とも言い難いという点が、純粋な感動の涙とはいかなかった部分だと思う。

ただ…自分が処刑されるかもしれない時間が近づくにつれ、サルバドールの心にも変化が起こり、それが見苦しいものではなく、家族への愛情が深くなり周囲の人々への接し方が立派だった。顕著だったのは、処刑直後に看守が「サルバドール!」と叫んだシーンや、人々が今でも花を手向けるというところ。
スペインって色々な意味で情の深さを感じる国ですよね。また語学堪能で演技達者なダニエルさんが凄く良かった。「こんな、嘘だろ。最低だな」そのとおりの処刑方法でした。