いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

サン・ルイ・レイの橋

【概略】
18世紀、ペルーの都市リマ。山奥の聖地へと続くサン・ルイ・レイ橋が落ち、偶然居合わせた5人が、不慮の事故で命を落としてしまう。偶然目撃した1人の聖職者。彼は6年もの歳月をかけ、犠牲者たちが、なぜあの場所で命を落とすことになったのかをつぶさに検証していくが…。
サスペンス


.0★★★☆☆
役者陣が本当に豪華すぎてびっくり。
偶然サン・ルイ・レイ橋落下事故で5人が犠牲になった事件を目撃した聖職者がそれを調査し、詳細にまとめた。神の奇跡を疑って調査したそれに対し異端審問を受けているシーンからはじまります。
なぜ、彼らだったのか。それは偶然だったのか、神の意思なのか?彼等5人の交差する運命を描いた歴史ミステリーですね。
これは面白い作品でした。最初はよくわからない彼らの人生が交差する。伯爵夫人、修道院の侍女、双子の青年、女優と舞台監督。彼らの人生の軌跡があまりにも哀れで切ない。別々の人生だと思っていた彼らがこんなにもそれぞれ関わっていたというのはやはり運命だったんでしょうか。
ついに彼らがそれぞれ別の目的で橋をわたるシーンでは、どうなるかがわかっているからこそ止めたくてたまりませんでした。彼らはそれぞれ新しい人生をと願った矢先でした。
結局最期には審問にかけられ火あぶりにされる修道士は、最後に神のなにをみたんだろうか。
サスペンスやミステリーといっても謎を追うとか事件が起こるというわけではありません。異端審問(サスペンス)に彼らの人生を追う(ミステリー)という感じ。全てが消えて結局「愛」が残ったとしめていますが、これには少し納得がいかない。とはいえ、あの夫人の娘は少しは母を想えたのだろうか。
そもそもの橋自体が危険すぎ。伯爵夫人なんかの身分の高い人もああいった橋を自分の足でわたるものだったのでしょうか。