いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

しあわせな孤独

【概略】
女性コックのセシリと博士号取得を目指す大学生ヨアヒムのカップルは、結婚を間近に控えていた。だがある日、セシリの目の前でヨアヒムが交通事故に見舞われる。そして、彼は病院で一命を取り留めるも、全身不随になってしまう。ヨアヒムを轢いたのは、この病院の医師ニルスの妻マリーだった。彼女は助手席に座っていた娘スティーネと口論中、前方不注意で事故に至った。事故以来、絶望感から心を閉ざし、セシリまで受け入れなくなるヨアヒム。傷つき打ちひしがれるセシリ。そんな彼女の支えになろうとニルスは優しく接するのだったが…。
ドラマ


.0★★★☆☆
マッツ・ミケルセンがみたくて借りました。
「フレッシュ・デリ」の二人、マッツ・ミケルセンとニコライ・リー・カースが共演しています。
ヨアヒムとセシリは婚約を交わしていたが、ある日ヨアヒムが事故にあい、首から下が麻痺状態に陥ってしまう。ヨアヒムを轢いたのは医師ニルスの妻マリーだった。人生に絶望したヨアヒムはセシリの必死の介護にも冷たい態度で応じ、セシリも次第に精神的に疲れてくる。そんな彼女を慰めようとニルスは彼女の話し相手になってやるが、いつしかセシリとニルスの2人は…。
人間の素直な本性がありのまま曝け出されている。交通事故がきっかけで、中年男が若い女と不倫に陥っただけの話ではあるが、しかし観た人の多くが納得がいかないのは、不倫した事じゃなくて、自分の不注意で事故を起こして相手を全身麻痺にさせたのに、見舞いにも行かず、深い罪悪感や後悔も持たずに夫を若い女に寝取られて逆ギレする妻マリーであろう。パーティーとかやってる場合じゃないでしょう。彼女がのんきに夫をセックスに誘い、笑い、セシリからの電話にで、食事出来る神経が私には理解できません。夕食に呼ぼう…なんていっている次元の話ではないと思います。

愛ゆえに人間は醜態を晒す。登場人物の誰もが強く愛を求めているけれど、結局最後は誰も手に入らなかったというのが結末。幸せを掴む人はいないけれど、だからといって不幸になるわけでもない。
ヨアヒムの絶望感たるや想像を絶するものでしょうし、それを理解しつつも精神的においやられてしまうセシリは、誰かにすがりたい思いが強くあった。そこにニルスがいて。ニルスとマリーは大抵の夫婦がそうなるように、情熱的な関係ではありません。現実的で自然ななりゆきで、ニルスとセシリは関係をもってしまう。
孤独を感じるのは、すでにしあわせを知っているから…これは、ある意味とっても優しくも厳しい言葉ですよね。ほんの少しのズレなのだ。渇望とか欲求とかそういうものが現われるタイミング。
「自分がわからなくなるほど、気持ちが乱れてる」マッツ様が心乱れて涙する姿でたまらなくなった。


【見どころ】
メガネ医師マッツ。林檎を食べるマッツ。胸毛マッツ。シャワーを浴びる尻だしマッツ。「君を愛してる」と涙するマッツ。北欧家具とインテリア。