いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ジキル&ハイド

【概略】
19世紀末イギリス。貧しい家庭に生まれ育ち不遇な人生を歩んできたメアリー・ライリーは、ジキル博士のもとで使用人として働き始めた。お互いのことを知るにつれ、メアリーと博士は特別な信頼関係を持つようになる。その頃、博士の助手としてハイドという男が屋敷に雇われる。粗野で下品なハイドの出現で平穏な屋敷の空気は乱れ始め、ついには恐ろしい事件が…。
スリラー


.0★★★☆☆
「ジキル博士とハイド氏」の古典名作を、使用人メアリーの立場から描いた作品で、ジュリア・ロバーツさんがメアリーを演じています。
ジョン・マルコビッチさんの内面の演じ分けが上手く表現されていて(だいたいは外見からして違ったりする)、演じ方でこんなに人物が違ってみえるのかと、そこはさすがー。
ストーリーは、一人の男性に内在する善と悪を描いたものですが、どちらの男性にも惹かれてしまうような気持ちを前面に出して、ラブロマンスのような形にもなっています。
父親との間の確執による傷跡を持つメアリーに興味を持つジキル。
市場の血まみれの無残で無法な解体作業所と、人間の解体作業、19世紀倫敦のダークな雰囲気が出てます。メアリーの過去と現在の仕事なんかが「いかにも時代ものですっ」感があらわれててなかなか良い。
小間使いの目からみた「ジキルとハイド」、生の喜びを知るハイドに支配されそうになっているジキル。「同じ人間だと察していたはずだ」「旦那様、どんなご病気です」「まあ言うなれば…魂の崩壊かな、その結果、自分を消滅したい、そう願い始めたわけだ」
終盤、ジキルとハイドは、てっきり二重人格だと思ってたから…ええっそうなるわけかい!と突っこまずには居られなかった、髪の毛が違う感じだよなあ…とか思ってたんだけど、体内から産まれ体ごと入れ替わっていたのかー!これは予想外だった!