いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

死びとの恋わずらい

【概略】
母と共に生まれ故郷の街に戻ってきた高校生の深田みどり。転校先のクラスに幼なじみの龍介がいて、二人は再会を喜び合う。そんなみどりだったが、毎夜正体不明の悪夢にうなされるようになる。時を同じくして、学校では辻占いなる占いが元で女子生徒が奇怪な自殺を遂げる…。
ホラー


.0★★★☆☆
伊藤潤二の原作を映像化したものらしいです。初DVD化という文面につられました…。後藤理沙、松田龍平。
「辻占」がキーです。辻占というのは、道の辻に立って、通りがかりの人の言葉や行動などの物事で吉凶を判断する占いのこと。昔は米粒や櫛を両手に持ちまじないごとを唱えて待つと現れる占い人がいるとされたらしいです。
幼い頃に住んでいた街に戻ってきたみどりは、早速クラスに幼馴染の柴山龍介がいて2人は再会を喜び合うのだったが、みどりを意識する人気者の手島くんに想いを寄せる珠代は面白くない。そこで友達から聞いた「辻占」を行う事にするのだが、その結果カッターナイフで喉を切り裂いて自殺してしまう。クラスでは「辻占の美少年」の呪いだと噂され…。
ある意味あまりの展開にのけぞってしまいます。
主人公が龍介じゃないんですね!多感な少女期の関心ってやっぱり恋占いだったりしますよね。「あの人との恋は実りますか?」これは神でも悪魔にでも祈りたい乙女心ってやつです。嫉妬から占いに身を委ねてしまう乙女心が、その後の占いの結果の言葉に壮絶な行動を行うんですよね。血入り卵焼きとか、占いくらいで死ぬなよ、とはツッコんじゃいけないところなのでしょう。
みどりの周囲で不可解な出来事が起こり始める。母は浴室のシミを落とそうと一日中壁をこすり続け、龍介にいたってはみどりにしかその姿が見えていなかったのだ…。
ここから、そのあまりの衝撃的過ぎるどんでん返しに驚愕必須。
みどりが帰った家は廃墟で柴山の家であり、実は龍介は7歳の時に父親の不倫相手の女に誘拐され殺されていたんです。舌が切り取られて送られてきたらしい。しかもその女の焼身自殺を目の当たりにした幼いみどりはショックから精神病院に入院し、同じ病棟に入院していた龍介の母である和子と共に、病院を抜け出していたのでした。和子は夫を殺害し浴室の壁に埋めていた。
再び、病院へ連れ戻されるみどりと和子。「龍介くんは明日舌を抜かれて殺されちゃうの!」なんて軽々しく言ってしまったことが現実となり、マルシア似の不倫女性の辻占に「そんなの実らない!」といって目の前で焼身自殺され、さらに冷蔵庫がガタガタ動いていたのに逃げたことが、精神的に病んでしまった原因のようです。ベッドの上で、みどりは龍介の遺体が隠されているであろう廃墟の冷蔵庫を開ける夢を見るというラストです。
秋吉久美子さんが壊れた母親役を好演してました。