いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

贖罪

【概略】
小学生のエミリが男に殺害される。直前まで一緒にいた4人の少女は、エミリの母親が発した言葉に囚われたまま大人になり、やがて悲劇を引き寄せていく。
サスペンス


.0★☆☆☆☆
常にどこか居心地の悪さを感じるサスペンス・ドラマ。WOWOWで放送されたドラマだそうですね。
●第1話「フランス人形」
 蒼井優さんが、特殊な性癖を持つ男性と結婚するが…
●第2話「PTA臨時総会」
 小池栄子さんが、厳格な教師に。ある日学校に暴漢が現れ…
●第3話「くまの兄妹」
 安藤サクラさんがひきこもり(って程でもないか)。兄との関係の末に…
●第4話「とつきとおか」
 池脇千鶴さんが姉妹確執と警官に憧れる女性を演じ…
●最終話「償い」


娘の最期の目撃者となった少女たちに、「犯人を見つけなさい。でなければ、私が納得できるような“償い”をしなさい。」という無理難題を押し付ける小泉今日子さん演じる母親。
小学校時代の友達が殺された。それは衝撃的な出来事でしょう。しかし彼らは小学生です。仮に全員が全員心に暗い影をひきずったとしても、過去のトラウマにより悲劇的に人生を転落してしまう少女たちが哀れである。
麻子と少女たちとの間には奇妙な縁ができあがっているんですね。個性豊かな其々4人の少女たちの15年後が描かれていきます。心ににまざまざと刻み付けられた贖罪。残された少女たちの視点から、あの日の事件が徐々に明らかになっていく。
麻子には悪意はない、しかし少女が持つにはあまりにも重過ぎる現実に、人生が歪められているのをみると、ここまでしてしまっていいのだろうか、と言う気持ちが出てくる。後半麻子はそれを悔いてさえいる。15年と言う月日と彼女たちの末路がそう思わせたのだろうけれど、ブレがあるなぁと感じた。
個人的には小池栄子さん(2話)と池脇千鶴さん(4話)の回が面白かった。どちらも15年前の出来事の犯人にまつわる謎が関わってくる話です。
最終話「償い」では犯人の特定からその後が描かれるわけですが、オチは微妙でした。「三角関係」はないだろう。しかもあの手紙が発見されるくだりなんて調子よさすぎ。作品全体の薄っぺらさを感じてしまった。4人の少女(実際には3人だが)の悲劇的な結末と比べ、一番肝心の最終話・麻子の「償い」が微妙であるというのもおかしな話。衝撃的な事件の結末を期待してただけにちょっと残念かな。
小泉今日子さんは存在感バッチリ&おきれいでした。