いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

食人族

【概略】
グリーン・インフェルノと呼ばれるアマゾンの秘境に出かけたレポーター一行が失踪。発見されたフィルムには彼らが食人族と出会い、やがて喰い殺されるまでが写っていた。
ホラー


.0★★★☆☆
ちょっと前に話題だった本作をあえてDVDで鑑賞。むかーし見たんだけどね。子供過ぎて狂ってたのは覚えてるけど正直もう覚えてないわってことで。POV映画の原点作品。
食人シーンより、動物の解体シーンが一番衝撃的。こりゃ動物愛護団体からのクレームがかかるのも当然。亀の甲羅の中ってどうなってるのかな~?なんて知的好奇心は一気に薄れた。
最後に、モンロー教授が「真の野蛮人は?」とか言ってるけど、これはもう「監督が一番野蛮」一択でいいんじゃないですかね。
制作された年を考えると、凄いんだけど、凄く悪趣味。
グロや残虐映像を見慣れていない人、耐性のない人には絶対に不向き。それを理解して臨んでください。注意:食人の部分に対してではないです。
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ドキュメンタリー制作のためにアマゾン川上流の密林地帯に向かった4人の探検隊が消息を絶った。捜査に向かったニューヨーク大学のジョン・モンロー教授は、原住民の襲撃や残虐な儀式などを目の当たりにしながら、原住民に接触、4人の白骨死体の周囲に遺されたフィルムを入手する。
そのフィルムには、密林の奥で原住民と出逢ってからの4人の行動が克明に記録されていた。彼らはカメラの前でセックスするなどの異常性をのぞかせながら、原住民の少女を強姦し串刺し、部族間の抗争を演出するために放火した家に原住民たちを閉じ込めて焼き殺すなど、さまざまな蛮行を繰り返し、ついに原住民を怒らせたのだ。フィルムには次々と襲い掛かる原住民によって4人が狩り出され、強姦され、殺害された末に食われる様が最後まで収められていた。
試写の後、フィルムは焼却されることになった。
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笑っちゃう所は食人部分。笑えない所は動物の解体シーン。あと全体に気持ちが悪い。私がグロ耐性がなかったとかではなく、薄めのモザイクで性器や放尿シーンを映したり、やたらと裸を映して(裸→動物解体→裸→強姦とかそういうのばっかり)歪んだ性への興味をやたらあおる演出になってて、妊娠中の女性の子宮を切り取らせたりもしている。エロとグロが混ざり合い、なんともいえない不快感を残します。
本物の香り漂う生々しい映像はもっと評価されてもいいと思うけれども、悪趣味全開なのがいけないんだろうね。ちなみに亀は「あとでSTAFFが美味しくいただきました」との事で。

カニバリズムの原点には「その者の魂やパワーを肉体に取り込む」という宗教的な思考があったように思えますが、本作では単に食べ散らかしているだけでその辺の「理解できない恐ろしさ」というのを生んでいたと思います。人間理解できない人間が一番怖いですからねー。
ドキュメント方式だったので、当時映画館に観にいった人は本物だと勘違いする人も多かったとか。フェイクとして本物の銃殺刑のシーンを入れるなどの工夫が、ある意味功を奏したともいえる。
この作品はたとえ好きでも大好き!と公言するのを憚られる「気分を害する」部分があると思います。それはやっぱり前述したとおりの、「気持ち悪さ」や本物の動物解体シーンからなんですよねえ。

肝心の食人シーンは先に映像がある動物解体シーンのおかげか、内臓ぐろりんちょが常人の1.5倍くらいあったりして、ちょっと笑っちゃう部分がある。食人族に喰われる様子までしっかり撮影しているのは一体誰なのかは疑問に残るものの「ぽん、ぽん♪ぽん、ぽん♪」という能天気なBGMが緊迫感を和らげる異様な雰囲気を出している。
ゲテモノ、キワモノ見たさで成立するような映画ですが、結局見ても当たり前だけど爽やかな気持ちには微塵もなりません。それでも興味をかきたてられるような魅力をこの作品自体が持っているのは確かで、ちなみに、…ごめんなさい、お菓子食べながらこの映画みていました^;