いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

食客

【概略】
最高の宮廷料理人に与えられる名誉の称号・待令熟手を巡り、ソン・チャンとオ・ボンジュによる料理対決の幕が切って落とされる。
ドラマ


.0★★★☆☆
食の世界は、非常に奥深いのであるー…。まあ、私は料理なんて出来ないけどね!(いばれません)
原作はコミックでドラマもあるんですって。「美味しんぼ」とか「中華一番」とかそんな感じかな?と思ったら違いました!料理よりもヒューマンドラマのほうが強いですね。
一度は夢破れた若き天才料理人が、料理界の頂点をめざすというかね、宮廷料理の頂点を極めるコンテストへ参加するんですね。もちろん若き高級料亭のエリート後継者というライバルもいる。「口の中で蝶が舞うようです~」「淑女が口の中で芸妓にかわる」なんて台詞も飛び出します。
過去も現在も当然不正があるんですね、ライバルのオは最初からソン・チャンに強い憎悪をもっていた。孫である自分よりも、才能あるソン・チャンを祖父が後継者にしようとしていたから。勿論河豚毒事件は彼の仕業なんですね。ハゲと村長などコミカルな描写もあり、物語自体はサクサク進みます。ちょっとさっくり進みすぎのような気もしますが、楽に見れるぶんちょうど良く面白かったです。
…ただ、「料理」という部分は少々薄い。国柄なのか派手さよりもごく普通の課題が選ばれている気がします。…課題自体も牛の解体だとか、もはや「料理」というより「素材」…?まさか課題「焼き物」で普通に焼肉がでるとは思わなかったしね!
炭職人さんの話での過去シーンの子供時の泣き姿が物凄く真に迫っていたのと、妹のように育てていた「牛」が振り返るシーンが泣き所。個人的には「もう一度あのスープが食べたい」と老いて痴呆の祖父をおぶるシーンと、祖父の本当の心がわかったシーンもよかったと思う。
伝説の宮廷料理長の後継者争いが軸なのですが、まさか痴呆の祖父があんな重要人物とは思いませんでした。「母親の数と同じ」という台詞のとおり、高級素材よりも、真心がこもった料理がやはり一番、ですよね。
この作品、配給会社が後半の反日部分を削除しようと思ったらしいけれど、監督側が拒否した経緯があるそうな。…そりゃそうだよー、そもそもこの作品その部分がなければストーリー破綻しますよ^;配給会社は作品をちゃんと見てるのか、というより、過敏すぎるんじゃないかなぁ。