いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

シルク

【概略】
19世紀のフランス。エルヴェは美しいエレーヌと恋に落ち結婚する。幸せな新婚生活もつかの間、エルヴェは蚕の調達のため、遥か極東の地・日本へ旅立つことに。遠く険しい道のりを進んだエルヴェだったが、案内された小さな村で、取引相手の妻として仕える絹のような肌を持つ謎めいた少女に魅せられる。
ロマンス


.0★★★☆☆
美しい妻を置いて蚕の買い付けに異国日本へやってくる男、神秘的な少女(そりゃ外国から東洋をみたらそうかもね)に惹かれて妻の下へ帰っても心が帰ってこない。
日本では時代は幕末期のようですが東北の山間が舞台なのであまり時代は感じませんでした。異文化である難しさも軽く、どちらかといえば外国側からみた日本描写なんでしょう。なぜか白い着物でもてなす少女…客の飲んでいる茶を突然飲みだす、突然膝枕してもらう、…これは一体どこの国なの?^;とツッコミどころもありますね。
男は女性の神秘性に惹かれるというのもわかる、でもそれをいうには芦名さんが演じた少女は役不足だった気がします。男を狂わすほどの絹のような美しい肌でもなかった。神秘性という意味でも薄い。
異国の人間かもといわれていた彼女は同じく異国人である彼に惹かれたというよりは若い異国の男であれば誰でもよかったような、そんな気もする。
結局は独りよがりの妄想が、貞淑な妻を苦悩させるという話です。男を愛する妻は、彼の心が帰ってこない事がわかりすぎるほどわかったんだろうね。
「彼女は『あの女』になりたかったのよ」 「彼女が『あの女』だった」
すべてがわかったあと、彼が恋した「あの女性」は本当は誰だったのか。
美しく優しく貞淑な妻エレーヌ。彼女の作った庭園は、届かないようでいて届いていた愛を昇華させているようでしたね。
良く考えれば、少年に語るという作りで、すべては男視点です。日本の少女との『惹かれあい』も本当のことなのかどうかは…。