いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

人生はビギナーズ

【概略】
アートディレクターのオリヴァーは内向的で真面目な38歳の独身男。ある日、彼はガンを宣告された父・ハルからゲイであることを告白される。
ドラマ


.0★★★☆☆
人間、いくつになっても「人生はビギナーズ」なんだよね。一度きりしかない人生だから、誰もが初心者。だからこそ戸惑うし混乱するし迷走しちゃうんだけど、それも全て「経験値」でちゃんとその人の人生を担ってるの。
ストーリーは、妻に先立たれたオリヴァーの父ハルがゲイであることを告白して4年後に死んだ後、喪失感を抱えて生きているオリヴァーの前に現れたアナとの恋愛模様と、ハルがゲイを告白してから恋人を見つけて自由に生きたのちに最期を迎えるまでの2つの時間が交互に描かれていく。
淡々とした作品で、盛り上がりに欠けるのがアレですが、ラストは気持ちがほぐれて行く様な作品でした。なにがどうってこともないのだけど、そんなこともあろうさ、というね。
ゲイだとカミングアウトしてからの父親の生の謳歌は、正直ゲイとか関係なく、羨ましく感じてしまうもんだよね。クリストファー・プラマーさんが実にいい顔で演じてくれるものだから、こっちまで嬉しくなると同時に切なくなってしまうみたいな感覚もあった。
またオリヴァーが恋愛を先に進めるのを恐れて、別れを選択してしまうのも現実味があった。それに飼い犬がいい味を出してた。心の声が字幕化されてて和みました。またついて歩くのが可愛いんだこのワンちゃん。
ただ、たぶん私もライオンを待つ派だから、オリヴァーの心情は伝わってきたなあ。キリンが登場しても戸惑っちゃうだけかもしれない。でもラストは勇気を出してNYへアナを追いかけていったオリヴァーは、人生の一歩を踏み出した。これからどうする?試してみよう、諦めなかった愛から。
少年期のお母さんの「バン」で死んだ真似をするところとかが好きでしたねー。そういう何気ない作品でした。