いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

人生、ブラボー!

【概略】
若い頃おこなった693回の精子提供により、533人の子が誕生し、その中の142人から身元開示の裁判を起こされてしまった42歳の独身男ダヴィッド。動揺しつつも、人気サッカー選手が自分の息子だと知り、身元を隠して“実子たち"を訪問しはじめる。
コメディ


.0★★★★☆
693回の精子提供ってやりすぎじゃないかと思うんだけれど、その理由は病気の母親に夢のイタリア旅行をプレゼントするためによるもの。
典型的なダメ男が、自分の精子から生まれた遺伝子上の子供たちと触れ合う事によって父性を取り戻し人生が前に進んでいくという作品。
これはなかなか良かった~。有名サッカー選手が子供の一人だったことから、一人ずつ、密かに見守っていくのですよね(全員は無理です)。
スターバックという偽名を使っていたのですが、その訴訟集会に知らず乗り込んでの「愛してる、君たちは兄弟だ、ようやく出会った」というのが、ダヴィッドの本音の部分でもあるのでしょうね。弁護士の友人が心神喪失や病院側を逆に訴えようと言い出すと「名乗り出たい」といってもいた。
またこの作品では、子供たちの母親を登場させないのが良かったです、これはあくまで子供たちと父親であるダヴィッドの物語なんですよね。結局借金の取立てが実家にまで行く羽目になったので病院側を訴える事になったのですが、これが勝訴してしまう。お金はもらっても心が満たされるわけではない。父親の「俺の幸せは毎日お前たちの顔を見れること」という台詞が後押しになって、ダヴィッドは名乗り出ることに。
親子の絆、家族の絆。とてもハートフルな収まり方をしていた。
主演のパトリック・ユアールさんがまた凄くいい演技をするのです。