いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

水曜日のエミリア

【概略】
既婚者の上司と恋に落ちたばかりに、不運の連鎖に見舞われることになった新人弁護士・エミリア。悲しみに暮れながらも、彼女は自力で新たな道を歩み始める。
ドラマ


.0★★★☆☆
上司と不倫のあげく略奪婚をしたエミリア。普通に幸せになりたいだけだったのに、生後まもなく亡くなった我が子の事もあってか、神経質でピリピリしている。
ナタリー・ポートマンが深い喪失感に傷つきながらも前に進もうとする等身大の女性エミリアを好演しています。
乳幼児突然死症候群で死亡した我が子。自分が娘を抱きながら居眠りしたから死んだのだと1人で抱え込んでしまい、いつまでも傷心が癒えない…この気持ちは想像しか出来ないけどどれほどの痛みだろうか。簡単に忘れられるものじゃないと思う。だかこそオークションで売っちゃえば?の一言は彼女を深く深く傷つける。
しかし継子のウィリアムが良かったよね。結局、母親を通してだけれどエミリアを救ったのは賢いこの子。「人間じゃない」のくだりも、エミリアを励まそうとしたのが遠まわしにわかる。日本じゃ別れた妻が現妻を救うなんてあんまり想像つかないけど(でも優秀な医者だからね)、不器用で、でもエミリアの強く深い自分自身を傷つけてた心を納得させられたのは彼女の台詞でした。ウィリアムの台詞も、継母であるエミリアをわざと傷つけるようなものではない。
略奪婚というところから、あまり主人公に良い印象はないのだけれど、彼女なりに幸せな家庭を築こうとしていたことは伝わってくる。人の思いは時にぶつかりあい、すれ違い、そして通うものだけど、困難を乗り越えてこその家族じゃないのかな。ただ、時には遅いときもある。それでも人生は進んでいくんだ。