いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

スパイダーマン 2

【概略】
グリーン・ゴブリンとの死闘から2年。スパイダーマンであることで恋や友情に悩み苦しむピーターの前に、新たな敵が立ちはだかる!
アクション


.0★★★☆☆
三部作の2作目。自ら幸福な生活を諦めヒーローとして活躍するスパイダーマンは、その責任を引き受ける決断で、自らをどんどん苦しめ孤独に陥らせてしまう。そして力を失いついにはそれを放棄してしまうのだけれども、人々の危機に温かい心に触れて正義感を取り戻し、ボロボロになりながらも悪と対峙するシークエンスは、それだけでもう胸を熱くさせる。
舐めるような放物線のカメラワークがまた素晴らしいんですよね、壮快感も変わらずで気持ちいい。今作では暴走した列車を大惨事から守るのですが、素顔が晒されてしまい、しかし乗客は見なかったことにしてくれるという「理解してくれる相手が周囲にいる」という演出が、ちょっとベタながらも感動的でもありました。「誰にも言わないよ」「まず俺たちを倒せ」新聞がどうかきたてても、人々の心の中ではヒーローなのだと感じさせられるシーンでした。
MJとの関係にも変化があり、かなり遠回りして心が通じ合った二人には、ちょっぴりやきもきさせられたりも。互いに心の底ではずっと求め続けていたのですから、素直に喜んでいいと思う。ラストのちょっと影のある表情のMJがまたいいね。
地味に凝った演出がさりげなく巧く立ち入っていたとも思う。また、ドラマパートを多めにして主人公たちそれぞれの内面へと深く迫っていきます。正直ちょっと悩みすぎかなと思うことも無きにしも非ずですが、責任という重い言葉がそれをうまく包んでくれる。
敵であるドック・オクの金属アームはインパクト大で前作のグリーン・ゴブリンより数段ましに仕上がっていたのは良かった(実際のところあのコスちょっとかっこ悪かったよね)。
博士を改心させるという展開は、もともとは善人であるし少し切ない。「知性」や「科学」といったものに対する畏怖とか行き過ぎたものへの恐怖を表しているのかな。前作で残していたスパイダーマンを父の仇とするハリーの問題と恋愛の決着をきちんとこの作品の中でつけたのはいいところだと思います。