いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

スープ・オペラ

【概略】
30半ばの独身女性・ルイは叔母のトバちゃんとふたり暮らし。ある日、還暦を前に突然恋に落ちたトバちゃんが家を出て行き、ひとりぼっちになったルイの家に見知らぬ男が現れ…。
ドラマ


.0★★★☆☆
あたたかな視線で描かれた作品。「愛のむきだし」の西島隆弘さんが出演しています。ゆっくりと淡々とストーリーは進んでいきます。「住もうか」「えっ!?」出会ったばかりの3人はこうして一緒に住むことになります。
スープというのは色んな調味料や野菜を煮込んで、やがて出来るもの。全てに調和がなければ失敗してしまいます。生き方や、優しさ、愛も同じ。少しでも歪むと調和はなくなってしまう。トバちゃんが帰ってきてトニーさんがいなくなり、康介と結ばれてしまった事がその証拠。自分の幸せの調和を乱されてしまったから、拒絶するしかなくなった。自分のペースを一番に考えてるルイらしい考え方だと思います。
それでも毎朝のむ鶏がらスープは美味しいし、それだけで幸せになってしまうルイ。トニーさんが父親でも父親じゃなくてもいいじゃないか、という後半が凄く良かった。彼女がラストで見た夢は、彼女の願望の表れなんでしょうね。メリーゴーランドの周りで主要キャラたちが輪になって踊る、みんなが幸せでニコニコしている。ただ夢から覚めたらそこには自分一人だけという孤独感も。でもひとりじゃないんだよね。やっぱりスープは美味しいし、幸せだ。
坂井真紀さんがナチュラルに演じていたルイは、また次なる幸せをみつけられるでしょうか。