いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

カイト/KITE

【概略】
金融危機により崩壊した近未来。幼いときに犯罪組織に両親を殺された少女サワ。父の相棒だった刑事アカイに育てられ、殺しのテクニックを仕込まれていく。そして娼婦に成りすますと、組織の男たちを一人ずつ消していき、最終的なターゲットであるボスのエミールへと近づいていくサワだったが…。
SFアクション


.0★★☆☆☆
原作のアダルトアニメは存在すら知らなかったのですが(女子ですし)、本作の予告編が結構ハードなSF風?に見えたもんで借りたんですが、予告編詐欺でした…もっとスタイリッシュな印象があったんだけど。
秩序が崩壊した近未来なんですが、一応警察も動いてるみたいだしで舞台設定がイマイチ掴みづらい。しっかーも主人公のサワが「記憶を消す副作用がある安定剤」を常用しているヤク中という設定で、なるほど、与えてるアカイさんが両親を殺害したんだろうってのが瞬間で読めちゃうんですよ。この設定はいらなかった…。
そのうえ、多分初回インパクトを狙ったんだと思うんですが、こんなヨハネスブルグの荒んだ地で裏社会の悪党が殺されたところで、ありふれた風景にしか思えない。インパクトが薄い…。
サワ役のインディア・アイズリーさんはロリータルックスで確かに可愛らしいのですが、うまく撮ってはいますが身体能力は普通。この作品…暗殺者として育てられた美少女って設定だから、常人離れしてなければ。今作の実写化を担当するはずだったデヴィッド・エリス監督が急死してしまって、その後釜に座った監督さんの力がひとえに足りなかったとしかいいようがありません。
も一度いいますが予告編は面白そうだったんですよ。アクションもいけてそうだったし。ロリータSFアクションとか、いいじゃないですか。
もともとのアニメは、アカイに暗殺技術を仕込まれながら性奴隷にもなっている女子高生サワの物語らしくいやらしい意味でのエロがあるようなのですが、本作でも娼婦のふりして~ってところはありますが、基本エロはない。
両親の仇でも育ててもらった恩義があるアカイを殺さずに件の薬アンプを打ちまくって自分の記憶やらなにもかもを消しまくるという殺人を避けた着地点は良かったように思うけど…亡くなった両親からしてみればさ、自分の娘が復讐なんてのに身をそめるよりは幸せに暮らして欲しいって思うだろうからね。でもある意味で廃人化だよな。
ハードな少女暗殺者モノのわりには、予算がもらえなかったんだろうなあ。