いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

回路

【概略】
大学生・川島亮介のパソコンの画面に浮かんだ「幽霊に会いたいですか」のメッセージ。以来、亮介の周辺で奇妙な事件が起き始め、ひとりまたひとりと人間が消えていく。
スリラー


.0★★★☆☆
なんともいえない居心地の悪さ。ストーリーも収束していくというよりは広がっていくという展開で、どこへ向かっているのか不安になった。日常生活にすっと入り込んでくる恐怖が、わからないもの=不安になり存在感を高めていきます。
あの世がいっぱいになって溢れ出した「死人」がネットに侵入、赤いテープで覆われた「あかずの間」、人々が消えていく、影など、面白い設定があるだけに、そのわかりにくさが勿体無い。
ネットという虚無の世界におちた人々を待つその先。「回路」により無限の孤独にあるモノを呼び寄せた代償は、一体なにか?
不条理で不気味なものを積み重ねていって、後半でいっきに人類破滅という結末が用意されているラスト。輪廻転生を真っ向から否定して作られた本作はある意味で潔い。ただ一部の言わされてますよな台詞が説得性がないんだけどね。
観客が感情移入しやすいような話ではなく、むしろ、自分の脳内変換でストーリー補正をしていかないといけない作品です。ただ誰しもが持っている死への憧れのようなものに対面させられ、そしてそれに吸い込まれていく、そんなような作品です。
ネット接続のダイアル音がすでに懐かしい(笑)