いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

火天の城

【概略】
甲斐の武田勢を破った織田信長は翌1576年、その天下統一事業を象徴するかのごとき巨城を、琵琶湖を臨む安土の地に建築することを決意。信長に見込まれた宮大工・岡部又右衛門が築城に挑む。
時代劇


.5★★★☆☆
信長が築城を命じた安土城は、築城後わずか数年で消失、いまだにその全貌が明らかではなく、その安土城を築き上げた熱田の宮大工・岡部又右衛門と一門たちの物語がこの作品。期待しすぎて今までDVDを部屋にずっと眠らせていたのだけれど(絶対感動する!と思って^;)今回改めてみてみることにしました。
しかし、設計から人員、物資まで多くの苦労を強いられる中、どれだけそれらエピソードに共感できるかが肝となるはずですが、思ったよりは軽めの印象でした(もっと重厚な作品かと思ってた)。
信長に模型の城を燃やしてプレゼンしたりなどはかなり良かったです、納得出来るだけの説得力があった。「城作りは国作り」ほんと、そうだよね。
巨檜獲得の重要なシーンでもある木曽の杣人(そまびと)甚兵衛との交流シーンは浅いけれど、主命に反してまで城を建てたいという気概に答えた甚兵衛には男気を感じた。
しかし、築城という観点から映画を作るのは面白いことだし、どれだけ多くの人が携わっていたのか考えるだに熱いと思うのですが、必要外なエピソードもあり少々散漫としている部分があるのは否めない。
ただ西田敏行さんの「おまえたちこそ神の手じゃ」はさすが達者で泣きの演技。ただ、このクライマックスの場面で市蔵が棟梁の手助けをする、そのエピソードはいいのだけれど、これがたとえば実の息子だとしたら親子の和解としてもっと感動したんだろうなとも考えちゃう。きっと原作では全体的にもっと深く面白く描かれていたんだと思います。
ラストに浮かび上がる安土城のイメージCGには感動させられちゃったな。ほんとはどんな城だったんだろうね、ロマンです!