いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

壁男

【概略】
ある情報番組がきっかけとなり、都市伝説として噂されるようになった“壁男”。そんな中、レポーター・響子の恋人でカメラマンの仁科は、異常なほど“壁男”に興味を示し始め…。
ホラー


.0★★☆☆☆
諸星大二郎原作の異色都市伝説漫画を映画化した本作。原作は案の定未読。
私、堺雅人のあのにやけ顔がトムクルのにやけ顔と同じくらい嫌いなんだけど、この頃はまだ若いからか、さらににやけ顔が~~~^;。ヒロインに小野真弓…そういえば最近みないね。
「壁の中には、"壁男"が潜んでいる」
TVのOAをきっかけとして謎の"壁男"の噂は瞬く間に全国に広がり、響子の恋人でカメラマンの仁科は"壁男"に異常な興味を示し、何かに取り憑かれたかのように壁の写真ばかり撮り続けるようになる。仁科の行動も"壁男"の噂も更にエスカレートしていき、響子の周辺の人々をも巻き込んだ不思議な怪現象が次々と起こり始める…といったお話。
ホラーというよりは、スリラーです。都市伝説化したオバケが出てきて…とかではない。「壁」がテーマになっているとおり、人と人の間の心の壁、男女の壁、物質的な壁、肉体的な皮膚としての壁など、色々な壁が思いつく。それでも一番は、心の壁か。人の間にはどんなに仲が良くまた愛し合っているもの同士でも絶対になにかしらの心の壁がある。
また壁にはその前に立っている人の影が映る。ジャケット画像の通りだ。よく考えれば、その伸びる影は不気味だ。
そもそも仁科と響子が出逢ったのは、仁科の一つ前の個展、「in – out」に響子が取材をしにきたのがきっかけだった。人間の内側と外側を扱った「in – out」、その個展の続きのテーマを探していた仁科は内側でも外側でもないその境界線、「壁」に興味を持ち始めるのであった。
「皮膚って言う壁のすき間から、君自身の姿が見えた気がしたんだよ。」
終盤、狂気の果てに、仁科が壁に頭を突っ込んで死ぬという急展開(笑)。その後、壁男の話ならぬ壁女の話をされ、「仁科さんを追っていったのはあなたじゃないですか」「えっ」。ロウで作ったような右手の持ち主は、響子だったのだ。そこでハッと目覚める仁科に「夢オチかーい!」とツッコんだ後の響子の台詞「夢じゃないよ」
正直演出の下手さとかもあるのか、謎すぎる展開が多くてシュールというより不条理な展開。
まあ、「世にも奇妙な物語」的な話であった。