いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

カル

【概略】
被害者の身体が切断され、その一部が紛失しているという事件がソウルで連続して起こり、捜査を進めるチョ刑事は、被害者とかつて交際していた美しい女性スヨンへと行き着いた。自分の過去を喋ろうとはしない彼女に接近していくチョは、やがて悪夢のような真実を知ることに…。
スリラー


.0★★★☆☆
猟奇殺人ものですね。遺体解体、血、肉片、生首…そうバラバラ殺人なんですね、しかも部位は全て違う人物のもの…まるで「占星術殺人事件」のようですが、被害者は全てスヨンという美しい女性と関係のあった人物。監督さんは見た人に議論してもらいたくて、わざと謎が残る作品にしているらしいです。そのため、とにかくラスト含めて謎が多いです。
結局のところ、動機はやはり死体をつなぎ合わせて「理想の体」をつくることだったんでしょうか。スヨンの過去をみるに、監禁された性虐待生活を送る彼女と、彼女を助けようとした少年…実はこの少年だと思われた人物が幼馴染であるスンミンなんだけど、二人は当時互いにプラトニックな妄想愛関係をもっていたのかもしれません。つまり2人には一種の同性愛的部分があったのではと。
見終わった後に考えると、重要な後半のタワーレコードでの場面ではスンミンは犯行を消そうとしたという風に装いスヨンへの疑いを自分に向け、自分自身はわざと「白いドレス」を選んで現れ、暗に彼女へ殉じているようにもとれる(旅客機の中のスヨンは同じドレスです)。そしてすべてが終わったかのように思えたとき、あるものを見つけたチョ刑事は本当の真相を知るんですね(ただ、先にこの写真を見つけて殺された相棒の刑事は、写真をみただけではわからないんじゃないのかなー?)。

スヨンは「ありがとう、残ってくれて」と言った。…では、最終的に死体をつなぎ合わせて作った理想の体に置かれる予定だった「頭」は誰のものかといえば…。
少々展開に無理もあって、どうしてそこに到達したかの描写が足りないのが残念。