いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

華麗なる恋の舞台で

【概略】
1938年のロンドン。人気女優のジュリアは公私ともに幸せだった。興行主の夫は敏腕で息子のロジャーも好青年に成長。舞台の評判も上々だ。しかし同じような毎日に嫌気がさしていたジュリアは、刺激を求め息子と同じ年くらいの美青年トムと激しい恋に落ちた。だが蜜月の日々は続かなかった…トムに若い女優の恋人ができたのだ。加えてその恋人に頼まれ、トムはジュリアに彼女を新作舞台に出演させてほしいと言う。意外にもジュリアはうなづくが、その胸中にはある計画があった。
ドラマ


.0★★☆☆☆
アネット・ベニングさん演じる大女優ジュリアの華麗なる復讐譚。反撃が舞台の上でってところは、彼女一人のための舞台ではないので役者としてはどうだろうとは思いますが(しかも大女優が新人女優をやり込めちゃうんだからね)、でも非常に痛快でした!どうなるかとちょっとワクワクしちゃったよ。
美しいだけの世界ではない女優のアネットさんが演じるジュリアは凄く活き活きしていて魅力的でした。クルクルと変わる表情や、表面と内心での心情の表し方なんかが非常に上手かったですよね。人生に起こる全てのことは女優としての全てのステップアップなんですね!
若い恋人にあっという間に夢中になるあさましい姿でさえも、女の一面です。夢中になっているのと反面それを冷静に観察している自分がいるんですね。内心では若い恋人が自分を利用しているのも知っている。だからこそ、チャールズ卿にも言っていたのと同じ「この世であなたしか自分の全てをさらけ出せる人はいないの」この台詞もでてきちゃうんです。
息子との関係や、長年の噂の恋人役で本物の紳士であるチャールズ卿が素敵でしたね、あの台詞だけではない本物の関係が始まった…のかな。またジュリアと付き人女性との好き勝手言い合う関係が凄く良かった!
ラストのビール一気飲み姿の美しいことといったら。大人の余裕を感じるよね。
原作はサマセット・モームの「劇場」です。