いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

完全なる報復

【概略】
フィラデルフィア。ある夜、エンジニアのクライドは侵入してきた2人組の強盗に目の前で妻子を惨殺され、自らも瀕死の重傷を負う。犯人はすぐに逮捕されるが、検事と主犯の男との司法取引によって犯人は極刑を免れてしまう。10年後、クライドは出所してきた犯人を殺害し投獄されるが、彼の復讐はそれだけでは済まなかった…。
サスペンス


.5★★★☆☆
家族を亡くした男が行う、極刑を免れた犯人や司法関係者への復讐劇。
被害者側の立場で考えれば、こういった司法取引制度に憤懣やるかたないというところもあると思います。公明正大な正義の下で行われる「悪意」であろうかと。極刑に付しても無念だし心は休まりませんが、それが減刑されたらどうか。復讐する男にジェラルド・バトラーさん、検察官・検事役としてジェイミー・フォックスさんです。
妻どころか幼い娘も殺され復讐へと駆り立てられる気持ちも、わかる。司法取引って先にしたほうが勝ちなんでしょうか、この場合副犯である男の方が先に申し立てするべきだった。
主犯をバラバラにしたクライドだけど、それだけでは足りなかった。彼が絶望したのは司法制度、「正義」そのものだから。ただ同房の囚人を殺したのはやりすぎだったとは思う。
一般人とは違うクライドの周到なやり方はなかなか面白い。どうなるのかと引きこまれてしまった。市庁舎からどうやって検事たちは監視されつつ素早く戻ったのかとか気になるところはありますが、これはクライドの勝ちでしょうね。「殺人者とは取引しない」これを言わせたのだから。最後の笑みは、家族に会えるという自嘲的なものに感じました。
ジェラルド・バトラーさんは製作にも関わっていたみたいですね。