いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~

【概略】
裁判所の実習生として働く23歳の青年・ゲーテ。ある日、彼は友人と出掛けた舞踏会でひとりの女性に出会う。
ロマンス


.0★★★☆☆
「若きウェルテルの悩み」は有名ですよね。ゲーテ自身の体験談が元になっています。青年ウェルテルが婚約者のいる身である女性シャルロッテに恋をし、叶わぬ思いに絶望して自殺するまでを描いていますが、これで自殺が一時はやったんですって。
ゲーテの青春時代を描いた悲恋ロマンス作品です(史実とは異なります)。
詩人として独り立ちをすることを夢見ていたゲーテは、父からヴェツラーの裁判所で修行するように命じられる。そこでは参事のケストナーの下で働くことになり、同僚のイェルーザレムとも親しくなる。ある舞踏会でシャルロッテ・ブッフと出会い、二人はたちまち恋に落ちる。ところが、彼女の家は大家族で、彼女が誰かお金持ちと結婚するのが一番の解決策でもあった。ケストナーと婚約するシャルロッテ。そしてゲーテは…。

ゲーテ(ウェルテル)が迷いこむ恋は、前にも後ろにも道が無いようなもので、その深い心情の吐露は人を悩ませるもの全てをうつしこんでいる。人の心をときめかせる文才を持ちながらも、楽しい夢から目覚めて絶望するという誰しも経験ある思いを抱え込んでいるその姿には心打たれる。
しかし、今じゃ文豪といわれる人物も、若い頃にはそれなりに苦労し恋に悩みと青春時代を過ごしていたと考えると、ちょっと親近感がわきますよね。
彼の文才を見抜いたロッテが出版社に原稿を持ち込んだことにより、ゲーテは一躍時の人となります。彼女への恋心を赤裸々に綴ってあるこの作品が彼にとって特別なものであるのは想像するに易いですよね。この作品の中では、牢屋で「物語の中で二人は一緒」と伝えるシーンがありますが、実際の恋はどうだったのでしょうね。