いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ソロモンの偽証 前篇・事件

【概略】
ある朝、校庭で発見された生徒の死体。警察は自殺と断定するが、後日、大出俊次らによる殺人だと訴える匿名の告発状が届く。学校の対応が後手となる中、藤野涼子は自ら真実を暴こうと立ち上がる。
サスペンス


.0★★★☆☆
前日に雪が降ったクリスマスの朝。ウサギの世話をするために登校した中学2年生の藤野涼子と同級生は、雪の中に埋もれた同級生・柏木卓也の死体を発見する。
警察は自殺と断定して学校もそれで幕引きにしようとするけれど、他殺だという告発文が届いて、果たして何があったのか真実を暴こうとするという話。
登場する中学生たちは全員オーディションで選び抜かれたとのこと。なので、その辺にいそうな中学生だったのがリアリティがあって良かったですね。ただ、校内裁判というのはリアリティが全くないです、ままごとみたい。まあ、まだ前篇なのでわかりませんが。
思春期らしい悩みを皆抱えているのを丁寧に描いていて、緊張感がありました。中学生らしいイジメの問題、偽善者と言う言葉…。「お前のような人が一番悪質なんだよ」柏木の言う事ももっともだけれど、じゃあどうすればよかったのか。一言物申せば、対象は自分に降りかかる。それを逆に止められるいじめられっ子がいるだろうか、いやいない。結局人は自分の保身が一番なのだからね。その連鎖をとめられるのは、本当に勇気のある者だけだろう。
いじめっ子はいじめっ子、いじめられる子はいじめられる子だし、デブ、にきび、がり勉、実際にいそう。そして彼らの熱演が素晴らしい。
不幸の連続の中、全校生徒で校歌を歌うくだりはちょっと違和感。大人は、忘れるんだ。でも子供は忘れられない。真相を知りたいという自己満足に近い思い、でもそれは大人が忘れた純真。そして柏木からの挑戦なのかもしれない。
何が真実で何が嘘か、藤野含め「口先だけの偽善者」と罵られた人たちが校内裁判をしようと動き始めるというところで前篇は終わるのです。