いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ソロモンの偽証 後篇・裁判

【概略】
前代未聞の中学生による校内裁判が遂に開廷。告発状によってクラスメート殺害の嫌疑が掛けられた大出。校内裁判の提案者である藤野涼子は検事として、その罪を立証しようとするが…。
サスペンス


.0★★★☆☆
全員が何かしらの傷や罪を背負っていて、それに向き合っていく物語ですが、淡々と感謝と謝罪の裁判の様子が描かれるので、画的には面白みはあまりなかったです。それでもぐっと引き込ませる映画力があった。
柏木は本当に自殺だったのか?他殺だとすれば、犯人は大出なのか?まつこはどうして事故にあったのか?三宅が語っていることは真実なのか?そして、なぜ神原は弁護人を引き受けたのか?
裁判の容疑者は大出だが、つるんでる二人組みがいるはずなのに、証人尋問にすら呼ばれずにまったく登場しないのはどういうことなのかな?とちょっと気になりました^;
刑事は捜査の甘さを指摘され、校長は生徒を守るためという建前を、生徒と向き合うのを諦めていた元担任、三宅は亡くなったまつこに対する思いを、大出は自らのいじめを再確認させられ…。裁判では誰かが偽りの証言をしています、それは一体誰なのか。バレバレだけどね。
結局後篇の予告が編を作った人が、良い仕事をしたなと感じさせられた(笑)「えっえっ」と思えて、多分に面白そうに見えたんだもの。
藤野涼子の学級委員というイメージどおりの凛とした演技にはひきこまれたし、対する神原も弁護士が様になっててきりっとしてて良かった。校内裁判といっても真犯人が誰かというものではなく、この事件の「真実」は何なのかという裁判。他校生である神原がここまで関わってくるのがただの友人以上と思い何かあるなーとは思ってたけれど、ここは、ナルホド~と。
前篇で唐突に傷つける言葉を紡ぐ「柏木」の存在が恐ろしかったですが、後篇でその辺も明らかにされるのかと思ってたらされませんでした、彼はどうしてそこまで傷つき精神的に追い詰められてたのだろうか。彼の存在が人を傷つけるだけだった事が残念に思えた。
藤野と神原の2人が感情を吐露したことで、心が解放されたのは良かった。ラスト、生徒たちが校門を出て行く姿を見て爽やかにかつ感慨深く終わったなと思いました。