いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ゾンビ・リミット

【概略】
ゾンビウイルスに感染した患者をサポートする病院で働くケイト。ある日、ゾンビ化を防ぐワクチンが残りわずかであるという噂が流れ、ケイトは恋人と共に大量のワクチンを抱えて逃亡を試みるが…。
ホラー


.0★★★☆☆
48時間ゾンビ化を防ぐワクチンがある世界。
ゾンビウイルスに感染した患者「リターンド」の保護に反対する人々も多く、過激なグループは暴動を起こしているものもいた。ケイトはリターンドのサポートをする病院で働いており、そこにまことしやかに囁かれる噂…ワクチンの残数はあと僅かである…と。リターンドの恋人アレックスと大量のワクチンを抱えて逃亡するも、恐怖は忍び寄っていた。
ゾンビものではあるんですが、ゾンビを打ち倒す映画ではなくて、むしろ、人VS人の恐怖のほうによっている作品ですね。人間の持つ恐怖感が生む暴力や道徳的なことが描かれています。
舞台はゾンビウィルスに感染しても、ワクチン注射を死ぬまで一生毎日打たなければならないが、発症を抑えられるという設定の世界。このワクチンにより発症を抑えている人々は「リターンド」と呼ばれており、そして世の中には、このリターンドを受け入れられない人々もおり、反対派の中から過激な思想を持つものも出てくる。ゾンビにならないウイルスがあって生活できるから万々歳にはならないところが、「時」の流れの中に人間生活を送っている人々の現状であるというのが、非常にリアリティを感じました。
また調べにきた政府役人も、彼(アレックス)を撃ち殺したとうその供述を言って襲撃者の死体をみせても、それ以上はケイトは罪に問われなかった。アレックスの二十年来の親友も、ワクチンのためなら簡単に裏切る。実は妻がリターンドだったんですね。皆、大事な人のほうが優先なのだ。
そしてラスト、アレックスが作った自分を閉じ込めるための鎖をつけた防音室の中で、銃声。ほんの数分の違いだったんだ、合成たんぱく質の完成を知らなかった。アレックスの親友の妻の写真をラストで眺めている妊婦ケイトの図は、こりゃ復讐かね?