いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ダーククリスタル

【概略】
暗黒に包まれた世界に平和を取り戻すために立ち上がった少年の活躍と冒険を描く。
ファンタジー


.5★★★☆☆
1000年前、宇宙を支配するクリスタルが砕け、悪の化身スケクシス、平和を愛するミスティクスの2つの種族が誕生した。以来世界はスケクシスが支配し、腐敗と貪欲がはびこっていた。予言では3つの太陽が重なる大会合の前に、クリスタルをもとに戻さないと世界は永久に悪に支配されてしまうと言う。ミスティクスはゲルフリンの少年ジェンに望みを託すが…。
何度見ても素晴らしいです。ジェンの苦難に満ちた旅路のわりには90分弱は短かったと今では思うけれども、子供(ファミリー向け)が見るにはこのくらいがいいのかもしれませんね。
幻想的で摩訶不思議な世界が紡ぎ出す、善と悪の戦いという王道のファンタジー。マペットたちがとにかく何度見ても良いのです、人形独特の味わいがあります。とくに、天使のようなキーラ。

奇異ながら美しさも併せ持つ世界観で、そのデザインの素晴らしさには舌を巻くばかり。
スケクシスもミスティクスも残り10名で、お互いに長が死に面していると言う状態。ゲルフリンの生き残りでミスティクスたちに助けられた少年ジェンは、「運命の子」として、旅立つ事になるのだった。オーグラ、クリスタル?一体何の事…。しかし長老はまた来世で会おうといって息絶える。太陽に導かれてオーグラの元へたどり着いたジェンは3つのクリスタルの中から本物をみつける。ミスティクスたちの祈りと共に笛の音で反応したのだ。しかし新たに皇帝になったスケクシスの命令で、オーグラの館は襲撃される。からくもジェンは逃げ出すも、ゲルフリンの少女キーラと出会う。二人が手をつなぐと、記憶が伝染し心で会話出来ていく。

袋に入れられて間違えて連れてこられたオーグラが、スケクシスたちにむかって言う「お前ら馬鹿か。なんのつもり?」に笑った。キーラに連れられ彼女を助けたポドリンク族の村で歓迎されるジェン。しかしそこにも襲撃の手が。皇帝争いに負けて追放されたスケクシスのひとりが、地味に手助けをしてくれる…(皇帝になりそこね辱めを受けたので城に戻るチャンスが欲しい)。しかしキーラ役に立つな。ここの乗り物として使う生物がまた奇異感が凄い。

またスケクシスたちは捕らえたポドリンク族を生気エッセンスとして抽出するという実験をしていたり。ちょっとグロ…。しかしキーラ本当に役に立つな!今度は崖で追い詰められてそこで羽で飛んだよ。
スケクシスの城にたどり着いた二人は、そこで裏切り者のスケクシスが手柄を立てるためキーラを人質にエッセンスを抽出しようとするのです。ジェンは叫ぶ。「キーラ、戦え!」オーグラもそこで「動物たちに逃げ出すようしむけるんだ」と忠告、キーラは何事か叫んで城中の動物たちを脱出させ、城は大混乱に陥るのです。キーラ役に立ちすぎだろ!
スケクシスとミスティクスは表裏一体。あるスケクシスが死ぬと、あるミスティクスも一瞬にして消えてしまいます。ミスティクスが遠めに崖の上を歩いてる姿はLOTRの一作目みたいだったな。
そして遂にジェンはダーククリスタルのところへと辿りつく。しかしそこへスケクシスたちが集まってくるのだ。向こう岸にキーラの姿を見つけたジェンは…。
クライマックス、クリスタルを元に戻すジェンはスケクシスに殺されたキーラを抱きかかえ涙を流して…そこへ現われるミスティクスの集団。城は壊れていき、ミスティクスとスケクシスが一つになるのだった。
本当の勇気があったのは、ジェンよりも正直言ってキーラだったね。「我々がひとつであるように、彼女もまた君の大切な一つだ」ジェンが口づけると、キーラが目覚める。そして一つになった「神」たちは去っていくのだった。