いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ダークナイト ライジング

【概略】
ダークナイトがデント検事の死の責任を背負い、ゴッサム・シティーから姿を消した夜から8年後。平和を取り戻した街に覆面テロリスト・ベインが現れ、ダークナイトが再び立ち上がる。
アクション


.0★★★★☆
「バットマン」シリーズ3部作の完結編。
重厚な雰囲気は変わらずですが、前作「ダークナイト」が凄かったので、本作でどう締めくくるのかと期待がとにかく大きく、見たいような見たくないような複雑な気分でした。
あれから8年後。デントを光の騎士として象徴的に祀り上げ、ゴッサム・シティの平和は偽りの上に成り立っていた…。その間バットマンは身を潜め隠遁生活を送っていた。

前作のジョーカーに比べ、今回のベイン(トム・ハーディ)はやっぱりインパクトが弱い。必要悪と言う感じでもなかったし、いまいち目的統一性がなく、終盤黒幕が出てきてから一気に小者感が出てしまいましたよね。
どちらかといえば、それこそ自分の心の闇の象徴…まさに「奈落から這い上がる」描写に重きを置いていて、一作目の「バットマン ビギンズ」にあった「恐怖に向き合う事」や「善と悪の狭間の葛藤」という深い哲学的思考があるのかなと。そして自由への渇望ね。ブルースは、ゴッサム・シティを、大切な人々を守るため再び立ち上がる。

後継者となり得るジョセフ・ゴードン=レヴィットさん演じるジョン・ブレイク(本名ロビン)。セクシーなアン・ハサウェイさんのキャット・ウーマン。彼らも含めて、登場人物がみな何らかの複雑な思いを抱えて自らの正義のため動いているんだよね。
前作ほど突き抜けた感覚はありませんでしたが、アルフレッドのいつかの夢どおりのラストはなかなか感動的だった。
バットマンのアイテムの数々は格好良いし、1作目との繋がりが深かったストーリー展開があとを引く。「誰もがヒーローになれる」は与えてくれた温もりに対して、それから次代を継ぐであろう者たちに対して。
なんだかんだいっても期待を裏切らない出来栄えでやはり圧巻の映画だった。バットマンシリーズが昔から好きだった私、こんな格好いいシリアスな映画シリーズを作ってくれた監督にほんと感謝!