いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

大統領の執事の涙

【概略】
ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事の視点から、揺れ動くアメリカとその時代に翻弄される家族の物語を、実話をベースに描く。
ドラマ


.0★★★☆☆
非暴力による誇りと戦い。
早足で中途半端な感じは否めない。黒人の虐げられてきた歴史や、歴代大統領の事など、アメリカの歴史を知っている人は楽しめる作品になっていると思う。私は詳しくないので(大統領の名前と政策、順番さえわからないっす^;)多分普通の人よりも楽しめなかったように思う。ただ、アメリカにおける黒人の立場の変遷を、セシルと息子との葛藤を通じて感じ取れるようにはなっている。
ストーリーは綿花収穫の黒人小作人から大統領の執事となった黒人のセシルを主人公に、そのセシルの家族関係の再生と、アメリカにおける公民権運動の歴史が描かれていた。
歴代大統領と一人の黒人執事とのエピソードを時にコミカルに時に感動的に描いていると思っていた私とすれば、肩透かしをくらった感じでもあるけど…キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争など歴史が大きく揺れ動く中、どんなに蔑まれようとも、真摯に自分の「仕事」をこなすセシルの姿には力強い意思を感じた。
劇中、キング牧師が、セシルの息子に語った「彼等(執事)は戦士なのだ、自覚はなくとも」という言葉が、印象に残る。
黒人で初めてオバマさんが大統領になった事を称えて終わりますが、長い差別の歴史とともにアメリカは歩んできているのです。そしてまだ根強く残っている人種差別問題に目を向けさせようとアメリカ国内からこういった映画がいくつも生まれてきているのは、とても素晴らしい事ですね。
そしてもう一つ注目したいのは、歴代大統領たち。母曰くそれとなく特徴を掴んでいたとの事でしたが、これだけ個性的な歴代大統領たちもいないわーとそこは少し面白かったですね。